大阪府守口市に位置するイタリアンレストラン「Cafe Restaurant Binario(略称:ビナリオ)」が、イタリアの伝統的なお菓子の魅力を認められ、「マッシモ・アルベリーニ賞」を受賞しました。この賞は、サレント地方やイタリア全土の優れたお菓子を楽しめるお店が選ばれるもので、ビナリオはその栄誉に輝いたのです。
ビナリオでは、スローフードの理念を取り入れた健康的なイタリアンをカジュアルな雰囲気で提供しています。この理念は、食材の選定から料理の制作まで一貫して追求されており、日本全国から厳選した食材を使用する一方で、地元の新鮮な素材も取り入れています。こうしたこだわりは、食文化の保存と地域の活性化にも貢献しています。
「ビナリオ」のシェフ、サルヴァトーレ・マッジョは、1969年にイタリアで誕生し、郷土料理のレストランで育ちました。ミラノ、ローマ、リミニ、トスカーナでの修行を経て、1994年に日本にやってきました。2000年からは「Locanda La Lanterna」の本店シェフとして活躍し、2020年にはビナリオのグランシェフとしてその腕を振るっています。彼の料理は、自身の故郷であるサレント地方への愛情や、温かく迎えてくれた国々への感謝を表現しています。
「ビナリオ」では、厳選された食材を用いたメニューの数々が自慢です。特に、イタリアの伝統菓子や、新鮮な野菜を使用したサラダ、そして心温まるパスタやピザは、訪れる人々を魅了しています。この店の特徴の一つは、見た目にも美しい料理を提供することです。料理の器にもこだわり、傷や欠けがあっても、それが持つストーリーや個性を大切にし、テーブルを華やかに仕上げています。
さらに、ビナリオは持続可能な未来を目指し、食材を無駄にせず、シェフの巧みな技で「余すことなく」美味しい一皿に仕上げます。SDGsへの配慮がなされていることから、環境にも配慮した食事のスタイルを提案しており、これが多くの支持を集めている理由の一つです。
営業時間は平日が午後11時から午後10時まで、土日祝は午後11時から午後9時までと、幅広い時間帯で営業しています。店舗は守口市橋波東之町3丁目にあり、アクセスも便利です。ビナリオは、パソナ日本総務部が運営する「TOMO~NI」という新しい街づくりの中に位置しており、地域の活性化にも寄与しています。
「ビナリオ」を訪れることで、ただ美味しいイタリアンを楽しむだけでなく、食を通じた持続可能な文化についても考えることができるでしょう。このユニークなレストランで、美味しさとともに新たな発見を体験してみてはいかがでしょうか。