高崎市での特別授業にてSDGsをカードゲームで学ぶ取り組みとは

高崎市の中学校で特別授業、SDGsを楽しく学ぶ

2023年10月10日と17日の2日間、群馬県高崎市の寺尾中学校で特別な授業が行われる。生活協同組合パルシステム群馬が主催し、SDGs（持続可能な開発目標）をテーマにした特別授業が開催される。この授業は、特に3年生を対象としたもので、参加者はカードゲーム「2030SDGs」を通じて、より身近に持続可能な社会のあり方に触れ、考える機会を得る。

特別授業の内容

カードゲーム「2030SDGs」は、持続可能な社会づくりについて疑似体験できるものだ。このゲームは日本で制作され、すでに世界中で30万人以上が体験している人気のプログラム。国連でも紹介されており、教育の現場でも採用されることが増えている。今回の授業では、パルシステム群馬の職員がファシリテーターとして参加し、ゲーム内でのプロジェクトを通じて2030年に向けた課題や解決方法について学んでいく。

授業を受ける生徒たちは、ゲームを進めながら社会課題に目を向け、SDGsがなぜ重要であるのか、また、行動を変えることでどのような変化が生まれるかを具体的に学ぶ。こうした体験を通じて、一人一人の気付きが将来にどのように影響を及ぼすか、実感することができるだろう。

パルシステム群馬の取り組み

パルシステム群馬は、2019年度から学校と連携し、「SDGsスクールアクション」としてこの活動を展開してきた。地域や学校と協力し、SDGs達成に向けた次世代の担い手を育成するための取り組みを行っている。寺尾中学校での特別授業は、今回で4年目になるが、パルシステム群馬は今後も地域の子どもたちと共に、SDGsの重要性を広め、その価値観の定着を目指している。