2025年3月1日、岩手県陸前高田市において、東日本大震災の経験を次世代に伝承することを目的とした『3.11メモリアルネットワーク第7回伝承シンポジウム』が初めて開催されます。このシンポジウムでは、災害から得られた教訓や伝承活動の意義について深く議論することが予定されています。
現在、東日本大震災の発災から14年が経過し、様々な記憶が薄れつつある中で、震災伝承活動の継続が危機に瀕しています。この問題に対処するため、シンポジウムでは伝承者たちが各地で行っている活動事例を共有し、さらに内閣府の担当者を招いて、伝承活動の現在と未来について議論する機会を設けます。特に、復興庁の後藤隆昭参事官が登壇し、震災教訓の継承について実践的な提言を行うことに期待が寄せられています。
シンポジウムのプログラムには、開会行事から開始し、震災伝承調査結果の報告や事例の共有、さらにパネルディスカッションが含まれています。これらのセッションを通じて、参加者全員で震災の教訓を振り返り、未来にどう活かしていくのかを共に考えることが求められます。
さらに、シンポジウムの開催前の午前7時30分からは、気仙沼市杉ノ下地区の語り部と岩手県高田松原復興祈念公園のガイドが同行する県境横断ツアーも行われる予定です。このツアーは、震災の記憶を感じながら、語り部やガイドの想いに触れる貴重な機会です。皆様もぜひシンポジウムと併せて参加し、この特別な体験を共にしませんか。
参加方法としては、会場での参加が無料で事前申し込みが求められていますが、当日参加も可能です。また、YouTubeでのライブ配信も行われるため、遠方の方もオンラインでの参加ができます。
シンポジウムは、災害から命を守れる未来を見据え、震災伝承を持続可能な形で綺麗に繋いでいくことがテーマです。皆さまの積極的な参加を期待しております。詳しい参加方法やプログラムについては、公式サイトにてご確認ください。
シンポジウム詳細
- - 日時: 2025年3月1日(土) 13:30~17:00 (開場 13:00)
- - 会場: 陸前高田コミュニティホール
- - 主催: 公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
- - 詳細URL: シンポジウム詳細
- - ツアー参加申し込みURL: ツアー詳細