新埜康平の個展「a day on the planet」が開催
銀座 蔦屋書店で、新進気鋭のアーティスト新埜康平による個展「a day on the planet」が開催されることが決定しました。本展は2025年2月8日(土)から2月28日(金)の間、東京都中央区の銀座六丁目にあるGINZA SIXの6Fに位置する蔦屋書店で行われます。新埜康平は、日本画とストリートカルチャーを巧みに融合させ、日常のリアリティをダイナミックに表現する作風で知られています。
日本画とストリートカルチャーの融合
新埜康平は、ウォールアートやスケートボード、ヒップホップなどのストリートカルチャーからインスパイアを受け、90年代映画の影響も色濃く反映させています。彼の作品は、膠(にかわ)や和紙、胡粉といった伝統的な日本画材を用いることで、日本画特有の有機的かつ温かみのある表現を生み出します。具体的には、彼の作品はまるで漫画のコマ割りのように記憶を切り取る手法を採用し、厚みのある支持体にブラウン管テレビをイメージさせることで、日常生活を映画のワンシーンのように演出します。
本展では過去の展示から新作を含む約10点が披露される予定で、新たに銀箔や銅箔を用いた作品がラインナップされます。特に、作品と観客が互いに映り込むように配置されたミラーは、作品を見る者に対しさらなる親近感を提供するという独自の工夫を凝らしています。
日常を感じさせる作品の意義
新埜康平が展開する「a day on the planet」はドキュメンタリーのような普遍的なテーマをもっています。日常における小さなドラマや忘れがたい記憶の集合体は、彼の作品を通じて観客に新たな視点を提供します。新埜は「日常の中には額縁がなくても絵になるような景色が存在する」と語ります。彼の作品は、春夏秋冬と移ろいゆく風景の中で私たちの身近に寄り添うことでしょう。
販売情報
本展で展示される作品は、2月8日(土)の10:30より販売が開始されます。また、アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも、2月10日(月)から2月28日(金)まで販売が行われる予定です。なお、プレセールスの状況によっては、会期開始前に販売が終了する場合もありますので、お早めのチェックをおすすめします。
新埜康平のプロフィール
新埜康平は、さまざまな個展を国内外で開催しており、近年では京都や大阪、東京などでの展示を通じて広範な評価を得ています。特に2023年には、渋谷パルコでのソロ展を行い、その斬新なスタイルが注目を集めました。また、受賞歴も多く、特に2023年度には「metasequoia 2023 笹貫 淳子賞」を受賞するなど、彼の活躍は国内外で続いています。
銀座 蔦屋書店は、本を介してアートと文化をつなぎ、「アートのある暮らし」の提案を行っています。本展にもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。詳細は公式サイトをご覧ください。