FinswerとAuthleteの連携による認証・認可基盤の革新
株式会社AuthleteがFinswerの子会社f9kに採用され、バンキングAPIとリモートMCPサーバーの認証基盤にOAuth2.1/OpenID Connect(OIDC)の仕組みを実装しました。これにより、Finswerはパートナー向けAPIの整備とMCPサーバーの運用を一層加速することが可能になります。
Authleteの役割
Authleteは、OAuth/OIDCのプロトコル処理からトークン管理までをAPIとして提供するバックエンドサービスです。このサービスを利用することで、Finswerは既存の認証基盤やユーザーデータベースを最大限に活用しながら、安全で信頼性の高い認可サーバーを構築できました。
Finswer Banking APIとは
Finswer Banking APIは、企業向けの銀行機能を組み込むためのAPIで、例えば給与振込や承認プロセスなどをAPIを通じて完結させることで、手作業によるエラーを減らすことが期待されています。これにより企業が求める銀行機能を迅速かつ効果的に実装できます。
認証・認可基盤の構築背景
Finswerは、パートナー企業に対してコラボレーションを推進するためのAPIを整備していました。さらに、AIエージェントが簡易にBanking APIを利用できるリモートMCPサーバーの運用も計画しており、ユーザーデータへのアクセスをOAuth 2.1/OIDCに準拠した形で安全に行う必要がありました。そのため、開発リソースや保守の観点から、単一の基盤で両方のチャネルに対応できる仕組みが求められました。
希求される要件
FinswerがOAuth/OIDCソリューション選定時に求めた要件には以下があります:
- - MCPの最新認可仕様への対応
- - FAPIへのスムーズな導入のためのサポート
- - 高度な拡張性
- - コスト予測の容易性
Authleteを選んだ理由
複数のマネージドサービスやオープンソースソフトウェアを比較した結果、高い拡張性を持つAuthleteが選ばれました。Authleteは、MCP認可仕様やFAPIの最新仕様に迅速に対応しており、将来的なコストコントロールも容易。日本の金融機関での採用実績が豊富であることも大きなポイントでした。
導入後の成果
FinswerはAuthleteのマネージドクラウドサービスを用いて、わずか1ヶ月で新たな認証・認可基盤を構築しました。2026年6月から運用開始しています。
開発効率の向上にも寄与し、Authleteを通じて日本語によるテクニカルサポートを受けることで、開発の負担を大幅に軽減できました。Finswerの佐々木独歩氏は、Authleteの技術的対応力が他社に対して優位性をもたらし、今後既存サービスの認証基盤への移行も検討していることを強調しています。
今後の展望
Finswerは、今後のビジネス展開においても、Authleteを通じたセキュリティの向上と新たなサービス展開を図る予定です。金融業界の厳しいセキュリティ基準に準拠しつつ、技術の進化に追随していくことは不可欠です。
このように、AuthleteとFinswerの協力により、現代のフィンテックビジネスの要請に見合った高度な認証・認可基盤が実現しました。どうぞ、これからの進展にご注目ください。