フジ地中情報がホワイト企業認定を取得!
「水を守ることは、未来を守ること。」これを企業理念とするフジ地中情報株式会社が、一般財団法人日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)からホワイト企業認定を受けました。これは国内で唯一の総合的な企業評価制度であり、普通の企業における労働環境を超えて、社会に貢献する企業として認められる非常に価値のある資格です。
この認定制度は、企業が掲げるビジネスモデルや職場環境、人材育成、健康への配慮など、70項目にわたる厳しい基準を基に評価されます。そして、2025年8月時点で、すでに584社がこの名誉ある認定を取得しています。
社会インフラを守る役割
フジ地中情報は、上下水道の維持管理を専門とし、非破壊探査技術を用いて管路診断や地中探査、GISの開発・運用など、多岐にわたるサービスを提供しています。社会インフラを支える「見えない努力」と技術革新が、日々の生活の根底を支えているのです。
創業以来、同社は「上下水道維持管理会社としてサーキュラーエコノミーに貢献する」ことを企業の志として掲げています。これは、顧客や従業員、地域社会の持続可能性を大切にし、未来に向けた責任を全うする姿勢を示しています。水道が当たり前に提供されることの裏には、確固たる努力があります。フジ地中情報は、「社会に必要とされる仕事だからこそ、社員が誇れる会社でありたい」という思いに貫かれています。
インフラ業界の危機に立ち向かう
日本国内の上下水道施設は、高度経済成長期に整備されたものが多く、今、老朽化の危機に直面しています。それに加え、人口減少や高齢化の影響で、維持管理に必要な人材も減少傾向にあります。水インフラは、新しい社会問題として深刻な課題を抱えているのです。
フジ地中情報は、AIやDXといった先端技術を駆使し、長年培ったノウハウを融合して持続可能なインフラ運営体制を確立するべく努力しています。また、この業界特有の人材確保・育成の課題にも真摯に取り組み、「人が集まり、育ち、残る業界」への変革を目指しています。
働く人の環境を改善する3本の柱
今回のホワイト企業認定では、制度や数値だけでなく、働く人々の「空気感」や誇りまでが評価されました。同社の今後の注力分野には次の3つがあります。
1.
技術革新への投資: AIを活用した探査データ分析の自動化や地理空間情報の統合の進展により、業務の効率化とサービスの質の向上を実現。
2.
人材育成とスキルアップ支援: 新入社員研修だけでなく、全社員がアクセスできるeラーニングを導入し、専門的な技術教育やAIリテラシー研修を実施。
3.
ダイバーシティ&インクルージョンの推進: 水インフラ業界の「男性社会」のイメージを変えるため、ダイバーシティ推進委員会を立ち上げ、性別や年齢に関係なく多様な人材が活躍できる環境を整備しています。
代表者のビジョン
フジ地中情報の代表、アントワーヌ・アラニャ氏は「サーキュラーエコノミーと水インフラの未来を担う」というビジョンを掲げています。企業として持続的な発展を目指し、地球環境、顧客、株主、そして地域社会全体に貢献することが企業の使命であると述べており、新技術を積極的に取り入れる姿勢を示しています。
誰もが安心して水を利用できる日常を支える見えない努力が、フジ地中情報の根底にあります。同社は、その努力を認め、社員が誇りを持って働くことのできる職場づくりに本気で取り組んでいます。ホワイト企業認定は、同社の信念である「人と社会の持続可能性を両立させる」という思いを後押しするものとなっています。