株式会社ペイロールが社内AIハッカソンを開催
株式会社ペイロールは、2025年10月に全社員を対象とした社内AI活用イベント「PAYROLL AIマスターズ HACKATHON 2025」を開催することを発表しました。この取り組みは、同社のAI戦略の一環として位置づけられており、AIを通じた業務の改善や新たなサービスを創出する場として期待されています。
イベント概要
「PAYROLL AIマスターズ HACKATHON 2025」についての詳細は以下の通りです。
- - 開催期間:2025年9月16日〜10月10日(予選)、2025年10月20日(決勝)
- - 参加対象:全国5拠点から約600名(年次や役職を考慮したAIによるチーム編成)
- - テーマ:「生成AIの業務活用」
取り組みの背景
ペイロールは、従来の給与計算業務にとどまらず、「給与計算AI Tech企業」への進化を目指しています。その中で、AI技術を日常業務やHR BPaaS(人事業務のアウトソーシングサービス)に活かすことで、全社員が革新的な文化を育むことが重要であると認識しています。今回のハッカソンは、その第一歩として、さまざまな職種の社員が協力し合い、AIを用いたプロトタイプを短期間で形にすることを目指します。
想定する成果
1.
持続可能なイノベーション文化の確立
ハッカソンを通じて、定期的なアイデア交換の場を設けます。これにより、持続的なイノベーション文化を構築し、迅速な変化への対応を図ります。
2.
実践によるAIスキルの向上
全社員がAIを実践的に活用することで、技術理解やスキルアップを促進します。また、AIリテラシーの向上により、各部署のAI利用能力も強化されます。
3.
組織横断的なチームワークの向上
全国の多様な職種の社員が協力することで、部署を超えたコミュニケーションを促進し、創造的な環境を育成します。これにより、全社的なイノベーションの推進が期待されます。
将来への展望
ハッカソンで得られた知見をもとに、効率的で革新的なソリューションを提供し、業界全体の進化をリードすることを目指しています。ペイロールは、労働力不足が進む日本において、人事部門がより戦略的な業務に集中できるよう、専門性の高いオペレーションを担うソフトインフラ業界の一翼を担う存在となることでしょう。
株式会社ペイロールについて
ペイロールは1989年に設立され、以来主に大手企業を対象に給与計算業務のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を提供してきました。現在、260社、112万人(2024年3月末時点)の給与計算業務を手掛けています。ペイロールが提供する「HR BPaaS」は、独自開発したクラウド人事給与ソフトとBPOを統合したサービスであり、クライアントの特有な給与計算ニーズに対応しつつも業務の標準化を推進している点が特徴です。これにより、高度な柔軟性と拡張性を実現し、従業員満足度の向上に貢献しています。