物流DXの進化形！シマントがシリーズAで約2億円調達！2024年問題解決へ、業界変革の挑戦

物流DXのリーディングカンパニー、シマントがシリーズAで約2億円調達！2024年問題解決に向けた挑戦

株式会社シマントは、シリーズAラウンドで約2億円の資金調達を実施しました。今回の調達により、プロダクト開発の加速、マーケティング強化、さらなる採用強化を進めていきます。

シマントは、データマネジメント技術を活用し、物流の効率化を図るソリューションを提供しています。特に注力しているのは、企業間物流の効率化です。2024年4月から施行される働き方改革関連法によるドライバーの時間外労働時間制限は、物流業界に大きな影響を与える「2024年問題」として課題となっています。

シマントのソリューションは、この問題の解決に貢献するだけでなく、業界全体のDX化を推進する役割を担います。具体的な取り組みとしては、各業界の物流キープレーヤーと連携したシステム開発が挙げられます。

業界の課題を解決する、シマントのソリューション

1. 三菱食品との運賃精算業務支援システム

三菱食品では、物流元請会社に配送を委託し、全国の店舗に商品を納入しています。従来、複雑な運賃の精算業務は手作業で行われており、膨大な時間と労力を要していました。

シマントと三菱食品は共同で、運賃精算業務支援システムを開発しました。このシステムは、ドライバーの運転日報のデジタル化、運送車両ごとのデータ、パートナー運送会社ごとの契約データなどを統合的に管理します。そして、自動で運賃計算を行い、担当者は最終段階での修正と確認のみを行うことで、大幅な業務効率化を実現しました。

2. ネッツトヨタ熊本との車両配送効率化システム

ネッツトヨタ熊本では、これまで担当者が作成した配送計画に基づき、トラックの手配を電話やFAX、手書きの帳票で行っていました。しかし、積載する車の積載場所や積み合わせ条件が複雑なため、目的地までの「往路便」しか考慮できず、「復路便」では空車が目立つなど、非効率な状況でした。

シマントとネッツトヨタ熊本は共同で、車両配送効率化システムを開発しています。このシステムは、積載車の情報連携、配車計画の作成、配送、配送実績管理の4つのプロセスを改善します。特に、アルゴリズムによる自動配車計画の作成機能は、従来の手作業による計画作成に比べて、大幅な時間短縮と効率化を実現します。

資金調達によるさらなる事業拡大

シマントは、今回の資金調達を活用し、業界ごとの物流プラットフォーム構築をさらに推進していきます。また、プロダクト開発や事業拡大に向け、幅広いポジションで人材を募集しています。

物流業界の課題解決とDX化を推進するシマントの今後の展開に期待が高まります。

シマントの会社概要

代表取締役: 和田怜
本社: 東京都中央区日本橋3-3-2 Bizflex東京八重洲 7階
事業内容: simount DWH、物流系ワンストップソリューション（配車業務プラットフォーム、TMS（配車管理システム）、物流DXコンサルティング、アジャイル型システム開発など）
URL: https://simount.com/

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