新たな交流プログラムが描く未来
日本航空株式会社(JAL)と株式会社ウニベルの共同企画「青空留学・Campus Everywhere」が、2024年から石川県能登地方でのフィールドワークとして始まります。このプロジェクトは、大学生と地域の大人が交流し、農山漁村の復興に向けた関係人口の創出を目指しています。
今年、JALとウニベルは農林水産省から「農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明書」を初めて取得しました。これは、企業が地域課題に対して積極的に貢献している証であり、特に航空会社がこのような認定を受けるのは非常に珍しいことです。農山漁村の人口減少や高齢化といった問題に対応すべく、地域における社会的意義や成果を可視化することを目的としています。
このプロジェクトでは、JALのW-PITが推進する地域の交流プログラム「青空留学」と、ウニベルが提唱する「Campus Everywhere」の構想を融合させています。「青空留学」は地方の一次産業と関わることで、大学生が地域の持つ魅力や課題を深く理解できるようにデザインされており、ウニベルの単位互換スキームを通じて、都市部の学生との交流を促進します。これにより、学生は地域の学校との持続的な関係を築き、共に課題を発見することが可能になります。
プログラムの具体的な内容と今後の展開
「青空留学・Campus Everywhere」のプログラムは、年に1回実施される予定で、次回は2026年5月に開催予定です。このプログラムでは、参加者が地域の文化や産業に触れ、特に震災からの復興過程における地域住民の学びや継承される文化の重要性を体験します。具体的な活動内容としては、地域に根差した「あばれ祭」の神輿保管所の見学や、一次産業での体験を通じて地域経済と社会的価値の両立について考察します。これにより、参加者は能登との「心理的つながり」を感じ、持続的な関係人口へと進化します。
今後の思いと役割
JALとウニベルは、今後も「教育×移動」というテーマを柱に、地域創生活動に取り組んでいく意向を示しています。日本の農山漁村が持続可能な未来を迎えるために、より多くの大学生が地域と関わる機会を創出することを目指しています。これにより、次代を担うリーダーたちの育成と地域の活性化を推進するとともに、相互理解や課題発見によって地域づくりに寄与していく予定です。
JALとウニベルの取り組みは、地域と学生の架け橋となる一歩であり、今後の展開に目が離せません。これらの活動が日本の地域社会に新たな息吹をもたらすことを期待しています。