循環型食器『edish』
2020-07-30 13:20:01

環境に優しい循環型食器『edish』の実証実験がスタート

環境に優しい循環型食器『edish』の実証実験がスタート



『edish』は、丸紅が立ち上げた新しい形の循環型食器です。この取り組みは、環境負荷を大幅に削減することを目的としており、特に食品廃材を利用したアップサイクル技術に注目です。具体的には、食物の皮や芯など、従来は廃棄されてしまう部分を原料とし、独自の製法で加工した食器を飲食店へ提供します。

使用後は、飲食店で回収し、粉砕・乾燥処理を経た後、飼料や肥料として再利用される計画です。さらに、消費者自身が食器を「回収BOX」に入れるプロセスを取り入れることで、環境保護への意識を高めることも狙っています。

この実証実験は、株式会社ゼットンの協力のもと、2023年8月11日から10月31日までの間に行われ、飲食店やお客様からのフィードバックを受けながらサービス改良が進められます。問題解決型のアプローチとしても注目されています。

製品ラインナップと環境貢献



実証の第一弾として、小麦ブランを原料とした食器が試験的に製造され、登場したのは「edish bowl」、「edish flat」、「edish deep」といった3種類の容器です。これらの食器は使った後に回収され、公園の肥料としても活用される予定です。

飲食事業者へのメリット



『edish』の導入は、飲食業界にとっても多くの利点があります。特に、食器は一度使い切りで回収されるため、衛生面の問題をクリアし、常に安心・安全な食体験を提供することが可能となります。

また、ストリートファッションやカフェでのテイクアウトのニーズが高まる中、従来のプラスチックや紙製のテイクアウト容器では他店との差別化が困難でした。『edish』は使用すること自体で環境意識を高める体験を提供できる点でも、ブランド認知拡大が期待されています。

循環型社会実現へのビジョン



『edish』は、循環型社会の実現を目指しています。以下の3つの基本ポリシーをもとに事業を進めています:
1. Ecological - 生分解性の高い材料を使用し、自然環境と調和。
2. Ethical - 環境意識の高いブランドイメージを構築。
3. Economical - 食品廃材を利用し、従来の材料よりコスト効率的。

小麦ブラン以外にも、ミカンの皮や茶葉、コーヒー豆かすなど、多種多様な食品廃材を原材料にした食器にも取り組んでいます。更に、ボウルや皿に留まらず、さまざまな食器製品の開発が進行中です。

デモンストレーションと販売



2023年8月1日より、体験型店舗「b8ta Tokyo – Shinjuku Marui」にて、実証実験で使用された小麦ブランの食器の展示と販売が行われます。b8taは、日本初上陸の新しい小売モデルで注目されています。また、8月中旬からは公式サイトで一般向けにサンプル品の販売も開始される予定です。

株式会社ゼットンの理念



ゼットンは、複数の飲食ブランドを展開する企業であり、サステナビリティ戦略を掲げ、取り組んでいることでも知られています。環境問題に対する取り組みは、今後の持続可能な社会構築において重要な役割を果たすでしょう。

『edish』の実証実験は、私たちの生活に新たな選択肢を提供し、あらゆる人々が環境問題に参加するきっかけとなることを目指しています。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
丸紅株式会社
住所
東京都千代田区大手町一丁目4-2
電話番号

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