スポーツ映像分析の未来を切り開くRUN.EDGE
東京都渋谷区に本社を置くRUN.EDGE株式会社は、最近約5.8億円の資金調達を完了した。この資金調達にはKDDI Open Innovation Fundをはじめ、株式会社メディアシークやデータスタジアム株式会社などが出資しており、同社の事業拡大への期待が高まっている。
資金調達の背景と目的
RUN.EDGEは、スポーツ映像の分析プラットフォームを提供しており、富士通から独立した企業だ。企業は、プロ野球向けアプリ「PITCHBASE」と、サッカー向けアプリ「FL-UX Football」を展開し、日本国内外のプロチームでの利用を進めてきた。しかし、さらに事業を成長させるためには、資金とパートナーシップが不可欠であった。
今回の資金調達を機に、RUN.EDGEは新たな協業を通じて、スポーツ視聴体験やアマチュア向けの展開を目指す。特にKDDIと連携し5G時代における新しい体験を創出していくという方針だ。また、画像認識技術に秀でたメディアシークとの協業により動画サービスのプラットフォーム拡大を図る。
データスタジアムとの提携
さらに、先駆者として知られるデータスタジアムとの業務提携も大きな注目を集めている。国内プロ野球を中心にその技術を活用し、より質の高いサービス提供を目指す。
RUN.EDGEの事業内容
RUN.EDGEが提供する「PITCHBASE」は、様々なプロ野球チームによって実際に使用されており、分析結果をもとに選手のパフォーマンス向上や戦略立案に役立てられている。加えて、サッカー向けアプリ「FL-UX Football」も開発されており、これもまたユーザーからの評価を集めている。
これらの技術は、シーン映像の検索・分析のコア技術を基にしており、使いやすさと革新性を兼ね備えている。特に、FL-UXは川崎フロンターレなどのJリーグクラブやブラジルのクラブでも導入されており、国際的な展開にも余念がない。
今後の展望
RUN.EDGEは、今回の資金調達を活かし、プロ・アマチュアスポーツの選手やチームを支援するための技術とプロダクトの開発を進めていく。また、教育などスポーツ以外の分野にもその再生技術を提供することで、さまざまな企業や団体と新たな価値創造に取り組む方針だ。
その名の通り、RUN.EDGEはテクノロジーでスポーツ界に新しい体験を提供し続ける。今後の展開に期待が寄せられる。
詳しくは、
RUN.EDGEホームページをチェックしてみよう。