マツリカが進める営業活動の効率化
株式会社マツリカは、デジタルセールスルーム「DealPods」のモバイル表示に最適化を施し、営業活動の利便性をさらに向上させる取り組みを開始しました。この新たな機能により、営業担当者は外出先でもスムーズに情報へアクセスでき、迅速なコミュニケーションが実現します。
モバイル表示の概要
「DealPods」は、商談に必要な資料や議事録を一元管理する商談用ルームです。これをモバイルデバイスに最適化することで、営業担当者は外出先でもチャットや添付ファイルの閲覧を快適に行えるようになりました。この利便性の向上は、営業活動における情報共有の迅速化につながります。
ユースケースの具体例
外出中に商談の合間を利用したい場合、スマートフォンで受信したチャットにその場で迅速に返信できることが最大のメリットです。さらに、マネージャーは外出先からでもチームメンバーの提案資料や議事録といった重要な商談情報を確認しやすく、即座にフォローアップを行えるため、営業効率が格段に向上するのです。
営業生産性の現状と課題
日本の営業生産性は、多くの企業が直面している課題です。実際、営業活動に費やされる時間は、本来の理想的な状況と比べて低い40〜50%にとどまっており、20〜25%しか活用されていないという現実があります。この状況を改善するためには、事務作業にかかる時間の削減がカギとなります。
特に2020年以降、欧米では「デジタルセールスルーム」が新たなセールステックとして注目され、事務作業を長時間にわたって削減できる手段として多くの企業で導入されています。その結果、デジタルセールスルーム市場は2021年から2022年にかけて325%拡大、導入企業数も2.5倍に増加しました。
DealPodsの効果
マツリカが開発した「DealPods」は、営業担当者が本来のコミュニケーション業務に専念できるよう、単純作業をデジタルやAIの技術で効率化することを目的としています。実際に、DealPodsを活用することで商談の案件化率は16.1%、受注率は25.8%向上し、案件の単価も33.7%改善されました。これにより、営業活動の質そのものが向上しています。
主な機能と活用シーン
「DealPods」は、営業資料やナレッジの管理、社内外資料の共有、顧客の資料閲覧データのトラッキング、顧客とのタスク管理、チャット機能、CRM/SFAの自動入力など、多彩な機能を提供しています。これらはすべて、営業効率の向上に向けて設計されており、組織全体の営業プロセスを標準化することが期待されています。
未来の営業活動へ
マツリカは、営業活動のスタンダードとして「デジタルセールス構想」を掲げ、営業の生産性向上に継続的に取り組んでいます。今後も新しい機能やシステムの導入を進め、営業チームが最大限のパフォーマンスを発揮できるサポートを行っていくことを目指しています。
会社概要
株式会社マツリカは、「創造性高く遊ぶように働ける環境を創る」とのビジョンのもと、テクノロジーを駆使した営業支援サービスを展開しています。営業の属人化の解消を急務とし、次世代型営業DXプラットフォーム「Mazrica」や「DealPods」、営業AIエージェント「DealAgent」の提供を行っています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。