世界のチョコレート文化に触れる!フェリシモ「幸福のチョコレート講座2024」レポート
「幸福の(しあわせ)チョコレート(R)」を展開するフェリシモは、2024年11月8日より「幸福のチョコレート講座2024」を開催しています。
今回は、東京会場で行われたメディア向けのチョコレート講座の様子をレポートします。
チョコレートセミナーの教科書カタログ
受付を済ませると、テーブルには今年のカタログ『幸福のチョコレート2025』と、箱に入った6粒の試食チョコレート、フライヤー、水が用意されていました。
カタログは、まるでチョコレートセミナーの教科書のようです。
会場内には、撮影用の試食チョコレートの見本やフェリシモのチョコレート関連グッズもディスプレイされていました。
カカオの現状とチョコレート産業の未来
講座は、認定NPO法人ACEの白木朋子さんによる「LOVE&THANKS基金」の説明から始まりました。
「幸福のチョコレート」の販売価格には、「LOVE&THANKS基金」が含まれており、その資金はカカオ生産地への教育支援などに活用されています。
白木さんは、ガーナでの活動状況を写真や動画で紹介しながら、カカオ生産地が直面する課題について説明しました。
児童労働問題、気候変動によるカカオの生育への影響、金鉱山の開発による環境破壊など、チョコレート業界が抱える問題について、深刻な現状が浮き彫りになりました。
世界のチョコレートトレンドと「幸福のチョコレート2025」
続いて、「チョコレートバイヤーみり」こと木野内美里さんが登場し、世界のチョコレートのトレンドや「幸福のチョコレート2025」について語ってくれました。
今年のカタログの表紙には、チョコレートだけでなくカカオの実物が採用されているとのこと。
これは、「カカオショック」の影響を反映し、チョコレート業界がカカオ豆なしでは語れない状況を象徴しているそうです。
世界のチョコレート事情
カカオの価格高騰、サステナビリティへの意識の高まり、ビーガンチョコレートの普及など、世界のチョコレート業界は大きな変化を迎えています。
木野内さんは、これらの変化を踏まえつつ、今後も「幸福のチョコレート」を通じて、より良いチョコレート文化を築き上げていきたいという熱い想いを語っていました。
6種類のチョコレート試食
いよいよお待ちかねの試食タイムです。
今回の試食チョコレートは、ガーナ、スロバキア、ドバイ、ギリシャ、ブルガリアなど、世界各地から厳選された6種類。
それぞれのチョコレートの特徴や、ショコラティエのこだわりを聞きながら、味の違いを楽しむことができました。
ガーナチョコレート「ビオコ」
ガーナ産のコーヒー豆を、ガーナ産カカオのビーン トゥ バーで仕上げたダークチョコレートです。
木野内さんは、「大アフリカ」を感じると表現していました。
コーヒーの香りと、力強いカカオの風味が、まさにアフリカを感じさせるチョコレートでした。
スロバキアチョコレート「ライラ」
ヘーゼルナッツのガナッシュが入ったチョコレートです。
コロンビアに自社の契約農場を持つなど、サステナビリティを重視したチョコレートです。
滑らかな口どけと、ヘーゼルナッツの香ばしさが、とても美味しかったです。
ドバイチョコレート「ミルザム」
モダンアラビックと称する、アラビア伝統のデザインを取り入れたパッケージが特徴です。
チョコレートは、濃厚で芳醇な味わいで、まさに高級チョコレートといった印象でした。
ギリシャチョコレート「ローレンス」
日本初上陸のチョコレートです。
紅茶によく合う、上品な味わいで、とても印象的でした。
アーモンドチョコレート「シェズチョコレート」
「おかんの味」というキャッチフレーズで紹介された、アーモンドチョコレート。
シンプルながらも、作り手の愛情が感じられる、懐かしさのあるチョコレートでした。
ブルガリアチョコレート「ラ・フェーヴ」
天才ショコラティエ、パヴェルさんのボンボンチョコレートです。
ポップコーンの風味とチョコレートの甘み、塩味のバランスが絶妙で、芸術作品のようなチョコレートでした。
まとめ
「幸福のチョコレート講座2024」は、チョコレート好きにはたまらない、貴重な体験でした。
世界のチョコレートのトレンドや、カカオの現状、ショコラティエたちの情熱を肌で感じることができ、チョコレートに対する理解が深まりました。
さらに、試食を通して、様々なチョコレートの個性を楽しむことができ、とても満足しました。
チョコレート好きの方はもちろん、そうでない方にもおすすめのイベントです。ぜひ、参加してみてください。