九州グリーンハブセンターが実現した新たな物流の形
日本の物流業界に新たな旋風が吹き込まれています。シービーアールイー株式会社(CBRE)は、株式会社トワードが新設した『九州グリーンハブセンター』へのアクセスを受け、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)へこの物流施設の売却をサポートしました。これは、九州の物流ネットワークを一新する大きな一歩となります。
1. 売却の背景と経緯
CBREは2022年6月にトワードから、同社が予定している物流施設についてのセール&リースバックの相談を受けました。この新施設の設立によって、トワードは九州の市場におけるビジネス拡大を図り、CBREは福岡支店のインベストメントプロパティ(売買仲介)部門が売買および賃貸条件の整理を担当し、契約成立に至りました。
この取引は、物流不動産事業を強化したいと考えていたJR九州にとって、非常に魅力的な選択肢となったわけです。JR九州は、これにより更なる投資を促進し、物流の効率化を図ることが期待されています。
2. 九州グリーンハブセンターの特徴
今回取り扱われる九州グリーンハブセンターは、佐賀県神埼市に位置しており、長崎自動車道の「東脊振インターチェンジ」から約3.0kmほどの距離にあります。この拠点は九州の幹線道路にアクセスしやすく、広域配送を行うために最適な立地となっています。
施設の敷地面積は27,679㎡(約8,372坪)、延床面積は9,242㎡(約2,795坪)を誇り、鉄骨造の2階建てです。この規模と構造によって、大規模な物流業務を効率的に実施できると期待されています。
3. 地域社会への貢献
CBREは、この取引から得た知見を基に、地域開発と活性化にも寄与することを目指しています。九州全体の物流の拠点として、九州グリーンハブセンターは地域経済に多大な影響を与える可能性があります。
CBREは今後もこのような魅力的で戦略的な不動産取引の機会を創出し、地域社会にとって価値あるシステムを構築していく意向です。
4. まとめ
トワードとCBREは、九州の物流拠点を再構築する、この注目に値する取引を成功に導きました。今後、九州グリーンハブセンターは、より多くの企業の物流業務の中核となることでしょう。このプロジェクトは、九州全体の流通業界の未来を見据えた、新たなスタートを切った証といえます。
お問い合わせ情報
本取引に関するさらなる情報は、CBRE福岡支店、インベストメントプロパティ部門までご連絡ください。担当の大野洋照氏は、専門的な知識と経験をもって対応致します。また、木本道孝氏もお問い合わせをお待ちしております。