イッツ・コミュニケーションズがスマートホームサービスを開始！新たな生活価値の提供へ

イッツ・コミュニケーションズの新サービス

イッツ・コミュニケーションズ株式会社（以下、イッツコム）は、2015年2月からスマートホームサービスを開始すると発表しました。このサービスは、米国カリフォルニア州のアイコントロール・ネットワークス社が提供する、スマートホームシステム「タッチストーン」を基盤としています。イッツコムは、自社のブロードバンドネットワークを活用し、ユーザーに新たな生活のスタイルを提案します。

スマートホームサービスの概要

イッツコムが展開するこのサービスは、宅内に設置された様々なデバイスをインターネットを通じて制御できるシステムです。初期導入されるデバイスには、ドアや窓の開閉状態を知らせる「ドア・窓センサー」、人の動きを察知する「モーションセンサー」、そしてこれらと連動して映像を記録する「IPカメラ」が含まれます。

特に、IPカメラはスマートフォンやタブレットに映像を送信し、外出先でも自宅の状況を確認できるため、非常に便利です。さらに、2016年春以降には、スマートフォンを使って玄関の鍵の施錠を確認したり、忘れた場合にはその場で施錠することが可能な電子錠の導入も予定されています。また、屋外から照明やエアコンの操作もできる赤外線リモコンも加わる予定です。

今後の展開

イッツコムは、将来的にはヘルスケアやエネルギーマネジメントといった新しいサービスの分野にも進出していく考えです。それに加えて、関連企業である東急セキュリティ株式会社との協力による駆けつけサービスの導入も検討されています。これにより、ユーザーはより安心で快適な生活を享受できることでしょう。

海外の事例

北米では、コムキャストやタイム・ワーナー・ケーブル、コックス・コミュニケーションズなどがすでにスマートホームサービスを展開しており、これらの企業は皆、アイコントロール社のシステムを採用しています。これは、スマートホームサービスが通信会社にとって重要な第4の柱であることを示しています。

実証実験の取り組み

イッツコムは、2015年のサービス開始に先立ち、すでに2014年10月22日から実証実験を開始しています。実験は、横浜市青葉区の約20世帯を対象に行われ、ゲートウェイやIPカメラ、センサー類の操作性の検証が行われました。この実験によって得られたデータは、サービスの最適化に役立てられることでしょう。

地域貢献への思い

イッツコムは、東京近郊を中心に約77万4千世帯に通信サービスを提供しています。日常生活を豊かにするために、テレビ、インターネット、電話のトリプルプレーサービスに加え、スマートホームサービスを通じて「安心と快適さ」を提供していくことを目指しています。これにより、地域の皆様に新しい価値をお届けし、より良い生活環境を創造するための取り組みを進めていきます。