Verigeneシステム保険適用
2017-06-06 16:00:11

血液培養の迅速化を支えるVerigeneシステムが日本で保険適用に

Verigeneシステムが日本の医療現場で革新をもたらす



ルミネックス・コーポレーションが提供する「Verigene® 血液培養グラム陽性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GP)」と「Verigene® 血液培養グラム陰性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GN)」が、ついに日本の保険適用となりました。この画期的な認可は2017年6月1日から開始され、医療の現場における血液検査の迅速化に寄与することが期待されています。

Verigeneシステムとは


Verigeneシステムは、血液培養による細菌の同定を迅速に行える自動遺伝子解析装置です。このシステムを用いることで、従来の方法では確認に48時間以上かかる細菌の同定と薬剤耐性遺伝子の検出を、費用対効果の高い形で実現します。特に、重篤度の高い感染症である血流感染症においては、迅速かつ正確な診断が生命を左右する重要な要素となります。

ルミネックス・コーポレーションの社長兼CEOであるホミ・シャミール氏は、「この承認により、Verigene製品を日本の医療市場に投入する道が開かれ、感染症の原因菌を迅速かつ低コストで特定できることが、患者の治療に貢献すると信じています」とコメントしています。また、日本での販売においては、日立ハイテクノロジーズとの連携により、大・中規模の医療施設をターゲットに進めていく方針を示しています。

敗血症の課題


敗血症は、血流中に細菌が侵入することによって引き起こされる危険な状態で、早期診断が非常に重要です。米国では毎年160万人が敗血症のために入院し、そのうち約20万人が命を落としています。治療にかかる費用も非常に高く、年間で200億ドルにもなると言われています。患者が直面する挑戦は、抗菌薬に対する耐性菌の存在によってさらに複雑化しており、適切な治療が遅れることによる死亡率の増加が懸念されます。

Verigeneシステムの導入がこの状況にどのように貢献するかというと、すぐに抗菌薬投与が可能となることで、敗血症の改善につながる可能性が高まります。適切な診断に基づく迅速な治療が、患者の生存率を飛躍的に向上させるからです。

ルミネックス・コーポレーションの展望


ルミネックス・コーポレーションは、医療現場において信頼性が高く、タイムリーなラボソリューションを提供することを目指しています。同社は幅広い分野での検査や研究、開発に取り組んでおり、先進的な技術を駆使してより多くの患者の健康増進に寄与することを目指しています。今後も日本市場において新たな製品を展開し、医療従事者のサポートを行うことを約束しているルミネックス。

日本の医療界がこの革新的な技術を受け入れ、さらなる発展を遂げることに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ルミネックス・ジャパン株式会社
住所
東京都港区麻布台1-7-2神谷町麻布台ビル
電話番号
03-5545-7445

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