三浦工業、トルコ・イスタンブールに新舶用メンテナンス拠点を設立
三浦工業、トルコ・イスタンブールに新舶用メンテナンス拠点を設立
産業用ボイラメーカーである三浦工業株式会社が、トルコ共和国のイスタンブールに舶用事業に特化したメンテナンス拠点を開設することを発表しました。この新拠点は、国内外の顧客に対して迅速かつ高品質なアフターサービスを提供することを目的としています。
トルコ市場の重要性
トルコは世界的にも有名な修繕ドックを多く抱える国であり、地域内で多くの船舶が修理やメンテナンスを行っています。特に三浦工業の製品が使用されている船舶も多く、定期点検やメンテナンスの需要は年々増加しています。このため、現地でのサービス強化が必要不可欠でした。
新たに設立される「MIURA TURKEY HEATING SYSTEMS INDUSTRY CO., LTD. MARINE DEPARTMENT」は、イスタンブールのマルテペ地区に位置し、2025年5月1日から運営を開始する予定です。代表者には吉川博之氏が就任し、事業内容として三浦工業が提供する舶用製品のメンテナンスや部品販売が含まれています。
メンテナンス拠点の具体的な役割
このメンテナンス拠点の主な役割は、トルコ国内における修繕ドックでの定期点検に対し、きめ細かく対応することです。また、近隣地域でのバラスト水処理装置を中心とした製品のトラブルシューティングにも注力し、迅速な対応が求められています。このように、現場での課題解決を通じてトルコの船主との関係をさらに深めることも視野に入れています。
グローバルなネットワークの一環
三浦工業は、すでに上海、舟山、南通、台北、シンガポール、アムステルダム、ヒューストンに舶用事業の拠点を持っています。これに新たなイスタンブールの拠点を加えることで、合計8拠点がグローバルに連携し、より広範囲なサービスを提供する体制を整えます。これにより、各地域での需要に対する柔軟な対応が可能になると考えています。
まとめ
三浦工業のイスタンブールにおける新拠点設立は、トルコ市場におけるアフターサービスの充実を目指す重要な一歩です。今後、同社はこの拠点を活用し、地域内外の顧客に対して高品質なサービスを提供し続けることで、顧客満足度を向上させていくことでしょう。これからの三浦工業の動向にぜひ注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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三浦工業株式会社
- 住所
- 愛媛県松山市堀江町7番地
- 電話番号
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