Z世代の大学生が参院選への投票を意欲的に考えている理由とは？

最近、株式会社RECCOOが運営するクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、大学生を対象に参議院選挙に関する調査を実施しました。この調査では、Z世代の若者が選挙についてどれほどの認知度を持ち、また投票に対する意欲はどの程度かを明らかにしました。

認知度の高い若者たち

2025年7月20日に実施される参議院選挙について、大学生に対して「存在」「日程」「投票場所」の理解度を調査した結果が興味深いものでした。約90%の学生が「参院選の存在を知っている」と回答し、また約75%が「実施日を知っている」、78%が「投票場所を知っている」と明らかになりました。これは、Z世代の若者が選挙に無関心ではないことを示しています。むしろ、彼らは情報をしっかり把握しているといえるでしょう。

投票しようと考える大学生たち

調査の次の質問として、学生たちが実際に投票に行く意欲について尋ねると、「行くつもり」と答えたのは58%、さらに11%は「期日前投票を予定している」と答えました。未定の学生は16%でした。この結果は、実際に多くの大学生が投票に前向きであり、選挙に対して意識を高めていることを示しています。

投票する理由・しない理由

さらに興味深いのは、学生が投票する理由としない理由です。投票する理由の中で多かったのは、「不安だから投票しないといけない」という危機感が大きな要因とされています。その後に続くのは「国民の権利であり義務だから」といった責任感からの意見です。一方で、投票しない理由には、「住民票を移していない」「時間がない」「政治がわからない」といった日本特有の物理的な制約や知識不足が挙げられています。

重視される要素とは？

候補者や政党を選ぶ際に最も重要視されているポイントは「政策」で68%と最も高く続いて「所属政党」が35%、そして「候補者の人柄」が26%となっています。これは、Z世代が多面的に候補者を評価していることを示すデータです。政策や所属政党はもちろん重要ですが、人柄も重視されている点が非常に興味深いです。

情報収集の方法

選挙情報を収集する際の媒体について尋ねたところ、最も多かったのは「SNS」でした。この結果は、若者にとってテレビよりもSNSが主な情報源になっていることを意味しています。さらに、26%が「友人や家族からの情報」も選挙情報として役立つと答えており、これも考慮すべき重要な要素です。

結論

今回の調査結果から、大学生たちが選挙に対して持っている意識や意欲が明らかになりました。Z世代はしっかりとした判断材料を持ち、周囲からの情報を取り入れながら、より積極的に政治に参加する姿勢を示しています。サークルアップでは引き続き、大学生の本音やリアルな声をお届けしていきます。未来の日本を担う若者たちが、どのように政治に関与していくのか、今後も注目していきたいと思います。