窓ガラス破り犯増加!住宅を守る防犯ガラスの重要性
近年、住宅を狙った犯罪が凶悪化し、窓ガラスを破って侵入する事件が後を絶ちません。警察庁の発表によると、令和4年にはなんと平均して1日に約43件もの住宅対象侵入窃盗が発生しているとのことです。
特に近年増加しているのが、「闇バイト」による強盗事件です。これらの事件では、犯人グループが住宅の窓ガラスを破壊し、住人を拘束して金品を奪うという凶悪な手口が用いられています。
このような状況下で、住居の安全を守るための対策として、防犯性能の高いガラス「防犯ガラス」の重要性が高まっています。
防犯ガラスとは?
防犯ガラスは、ガラスとガラスの間に特殊な樹脂中間膜を挟み、加熱圧着することで作られたガラスです。この樹脂中間膜は、ガラスが割れても破片が飛び散るのを防ぎ、侵入者を阻止する効果があります。
強化ガラスや網入りガラスは防犯対策にならない!?
強化ガラスや網入りガラスは、見た目に防犯効果がありそうに思えますが、実際には防犯性能は高くありません。バールなどで叩けば簡単に割れてしまい、侵入されてしまう危険性があります。
防犯ガラスを選ぶポイント
防犯ガラスを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
CP部品認定を受けているか
CP部品とは、警察庁、国土交通省、経済産業省、民間団体で構成される「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が定めた防犯性能試験に合格した、防犯性能の高い建材です。防犯ガラスを選ぶ際には、必ずCP部品認定を受けている製品を選びましょう。
中間膜の厚さ
中間膜の厚さは、防犯性能に大きく影響します。厚いほど、ガラスが割れにくくなり、侵入者を阻止する効果が高まります。
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ガラスの種類
防犯ガラスには、様々な種類があります。用途や予算に合わせて適切なガラスを選びましょう。
まとめ
住宅の安全を守るためには、防犯対策は必須です。防犯ガラスは、窓ガラスを破って侵入する犯罪から住居を守る有効な手段です。強化ガラスや網入りガラスに頼らず、防犯性能の高い防犯ガラスを導入することを検討しましょう。