出世したくない理由
2022-08-03 13:30:03

出世したくない理由が明らかに!男女500人の調査結果から浮かび上がった真実とは

近年の働き方改革やワークライフバランスの重要性が叫ばれる中で、多くの人々が自らのキャリアについて新たな視点を持つようになりました。特に出世に対する意識が急激に変化しました。株式会社ライズ・スクウェアが行った調査では、男女500人に対し「出世したくない理由」について尋ね、その結果をランキング形式で発表しました。この調査は2022年6月の2日間にわたって実施され、特に出世に対する本音が明らかになりました。

調査の概要


調査対象は出世したくない人であり、男女比はおおよそ6対4。回答者の年代は20代から60代以上まで幅広く、特に30代と40代の割合が高い結果となりました。調査結果からは、出世を望まない理由が、男女を問わず多くの共通点を持ちつつも、性別による微細な違いも見られる興味深い内容が浮かび上がりました。

男女共通の出世しない理由


調査結果のトップには「責任が増えるから」という理由が掲げられており、特に女性からは145件の回答が寄せられました。具体的な意見としては、「何か問題が起きた時の責任が重い」「部下の面倒を見なければならない」といった声が聞かれ、出世がもたらす責任の重さに対する不安が強いことが示されています。

次に多く見られた理由は「仕事量が増える」で、82件の回答がありました。上司や先輩を見ていると、出世するほど仕事の負担が増えるとの認識が広がっているようです。「家族との時間を大事にしたい」という声が、特に中高年層から多く見られました。出世して多忙になることで、私生活に悪影響を及ぼすことを恐れている人が多いと感じられました。

具体的な意見と事例


調査で寄せられた個々の具体的な理由は多岐にわたります。
特に「仕事と給料が釣り合わない」という意見は、女性268人の中で33件の支持を得ており、出世によって責任や労働が増えるにもかかわらず、給料に十分な評価が与えられないと感じる声が多数確認されました。40代の男性らは、自分が昇進した際に「中途半端な昇進で給料が増えない」と感じた経験からの意見を述べています。

また、男女ともに「自分は管理職に向いていない」と考える回答もあり、コミュニケーションやリーダーシップに自信がないとする人が多く、管理職の仕事に対する不安が色濃く表れていました。特に人間関係に悩まされたくないという意見が多く、周囲とのしがらみを懸念する意見も目立ちました。管理職に昇進すると、業務の中心から外れたオフィスの絆による人間関係が陰に影を落とすことがあるためでしょう。

もう一つの視点:仕事に対する価値観


調査ではまた、出世したくない理由について尋ねた際、「お金を稼ぐ手段」として仕事を考える人が407人を占め、全体の80%以上を占める結果となりました。出世よりも生計を支えるために働く意識が強く、生活のために働くことがポジティブな要素として受け止められていることが伺えます。少数派ではあるが「成長の場」や「やりがい」を述べる声も聞かれ、仕事の意味を見出そうとしている人も確認できました。

まとめ


一般的に出世に対する否定的な意識が浮き彫りになった今回の調査は、企業の経営者や管理職に対しても大きな示唆を与えています。出世が全てではないという価値観が広がる中、今後は出世以外でもキャリアの充実が図られるよう、企業側も考慮することが求められるでしょう。出世しないからこそ得られる幸せや充実、それにともなうワークライフバランスの確保が、今後の働き方のカギとなるかもしれません。

会社情報

会社名
株式会社ライズ・スクウェア
住所
大阪府八尾市北本町2-12-24北本町マルシゲビル3F
電話番号
072-928-5450

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