革新を誇る日本酒ブランド「VINTAGIENCE」
三重県を拠点とする株式会社キャリアカーサービスが展開する日本酒ブランド「VINTAGIENCE(ヴィンテージエンス)」が、革新的な長期熟成日本酒のプレミアムラインを新たに発表しました。このラインナップに含まれるのは、「紫閃(SHISEN)」「琥空(KOKU)」「翁(OKINA)」の3つ。それぞれの酒は、最低でも20年以上の熟成を経ており、日本酒の新たな可能性を探求しています。
なぜ長期熟成日本酒の必要性が高まるのか
日本酒の熟成文化は、江戸時代までは存在していました。しかし、1878年に施行された造石税により、酒蔵は新しく醸造した酒を迅速に消費者に提供する方向にシフトしました。それに伴い現在、販売される日本酒の90%以上は直近の醸造年度に出回るというのが一般的な状況です。
そんな中、森本仙右衛門商店は180年の歴史を持ち、2-3年の熟成を経た「黒松翁」を販売するスタイルを貫いています。また、50年以上前から低温熟成のための冷房設備を導入し、独自の技術を開発してきました。その結果、長期熟成の可能性が見えてきたといいます。
独自の製法と科学の融合
VINTAGIENCEの製法は、まさに「時の芸術」とも言えます。伊賀市の森本仙右衛門商店が誇るのは、最も軟らかい水質を誇る伊賀の水と、伊賀産の米を100%使用した酒造りです。他にはない7段仕込みのアプローチで、長期熟成中に発生しやすい不快なアミノ酸を極限まで排除しています。
さらに、従来の熟成方法とは異なり、時間を科学的に管理。「低温熟成」と「常温熟成」の2段階システムを取り入れており、低温でじっくりと熟成し、その後の常温での「味のせ」によって複雑な味わいを生み出しています。これにより、熟成が進むにつれて香りや味わいの深さが増し、まさに「生きた酒」が出来上がります。
国際的な評価と受賞歴
VINTAGIENCEの品質は国際的にも認められており、International Wine Challenge(IWC)でのゴールドメダル受賞を始め、数々の賞を受賞しています。また、デザインに関しても、ミラノ酒チャレンジでゴールド受賞を果たすなど、その美しさとともに高い評価を得ています。
プレミアムラインナップのご紹介
1.
紫閃(SHISEN)1996
29年の熟成を経たこの日本酒は、焼き立ての小麦やバナナブレッドの香ばしいアロマが特徴で、IWCでゴールドメダルを受賞した至高の一品です。
商品詳細
2.
琥空(KOKU)1995
セピア色の美しい琥珀色が特徴のこの酒は、IWCでのゴールドメダル受賞作であり、懐かしい記憶を呼び覚ますような感情を誘います。
商品詳細
3.
翁(OKINA)2000
25年熟成のこの日本酒は、瑞々しい梨とチーズが織り成す上品な甘さが魅力であり、上質な牛肉料理との相性も抜群です。
商品詳細
VINTAGIENCEの未来展望
「VINTAGIENCE」は、日本酒の枠を超え、高級ワインやシングルモルトウイスキーとの競争に名乗りを上げています。国際的なコンペティションでの評価を基に、さらなるグローバル展開を進めています。特別な瞬間を演出するこの酒を通じて、深い味わいの旅へとお誘いします。