カンボジアの中学校に新たなPC環境が実現
2026年7月14日、東京都に本社を持つリユースPC事業を展開するリングロー株式会社が、カンボジア北西部バッタンバン州に位置する中学校「O Krabao Secondary School」に対し、再整備されたタブレット型PCを10台寄贈しました。この取り組みは、ITを活用した教育支援に尽力する学生団体「LUX-Code」との協力のもとに実施され、合計12台のリユースPCが中学校に届けられました。
教室のPC不足が新たな学びの可能性を広げる
この中学校には202人の生徒が在籍しており、授業で利用できるPCはわずか3台でした。そのため、PCを使用する際には1台を4人から5人で共有しなければならず、1人あたりの操作時間は約5分にとどまっていたため、十分な学びが確保できない状況にありました。今回のPC寄贈により、教室で利用できる端末が15台に大幅に増加し、生徒たちが手元で実際にPCを操作できる機会が格段に増えることとなります。
学校の担当者は、「生徒たちが授業で十分にタイピングや基本操作を学べる環境を整えることができた」と期待を寄せています。この台数の増加により、PC利活用の授業が充実し、生徒の基礎知識を身につけるための良い機会となります。
リユースによる教育支援の新たな取り組み
今回寄贈されたPCは、日本国内で使用された後、リングロー株式会社がデータ消去、再整備を行い、信頼できる状態に仕上げられたものです。この取り組みは、単なる中古品としてではなく、「リユースPC」という新たな選択肢として、教育機会を広げる意義を持っています。
「PC for Good」は、リユースPCによる寄付型支援を通じて、教育環境が整備されていない地域に学びの機会を提供するプロジェクトです。今回のカンボジアへの寄贈は、海外支援としても初めての試みとなります。
学生団体「LUX-Code」の目指すもの
今回の取り組みを推進した学生団体「LUX-Code」は、2026年3月に設立された団体で、ITを活用して子どもたちの未来を開くことを目的にしています。代表のニコルズ瑠玖氏は、「PCとインターネットを使うことで、子どもたちは必要な情報や教材にアクセスできる環境を整えることを目指している」と語っています。このように、特定のITスキルに限らず、広く学びの機会を提供する観点がプロジェクトの原動力となっています。
未来に向けた継続的支援の計画
今回の寄贈で導入した12台のPCを使って、生徒たちが学ぶ環境が整ったことは、彼らの未来に大きな影響をもたらすでしょう。今後もリングローとLUX-Codeは、毎年一度を目安に教育環境が十分に整っていない地域への支援を継続していく方針です。個々の環境において、彼らの学びがより円滑に進むための支援を続けていくことが期待されています。
まとめ
リユースPC文化が育まれつつある中で、今回のカンボジアの中学校への寄贈は、ひとつの事例ではありますが、今後のさらなる支援へと繋がる基盤を築く大きな一歩です。この取り組みが、教育の場で持続的な効果をもたらし、子どもたちの未来にどのように影響を与えるか、これからが楽しみです。