伝作窯製の「生涯を添い遂げるマグ」が登場、その魅力とは

株式会社ワイヤードビーンズ（宮城県仙台市）は、2024年12月10日から「生涯を添い遂げるマグ有田焼伝作窯刷毛目」の販売を開始します。この新商品は、伝作窯が手掛けたものであり、有田焼の伝統と職人技が詰まった逸品です。

このマグカップは、佐賀県有田町を中心に400年以上の歴史を持つ有田焼によるもので、淡い彩りとシンプルなデザインが特徴です。特に、伝作窯が誇る刷毛目シリーズは、職人の技巧が光る1点ものの作品です。独自の技術により、磁器と陶器を融合させ、その上に特別に調合された泥漿を刷毛で塗り、焼成を行います。その後、特殊な絵の具で筆塗りされるため、光の当たり具合で色合いも変化するという独特の魅力を持っています。

この製品は、ただのマグカップではなく、各個体がそれぞれ異なる風合いを持つため、使うたびに新たな発見があります。職人が手作業で刷毛や筆を使って仕上げる工程により、1つとして同じものがないというのが、大きな魅力のひとつです。このような手間隙かけられた製品を通じて、深みのあるテーブルシーンを演出することができます。

価格は8,800円（税込）で、サイズは口径約91mm、高さ約74mm（取手を除く）です。この商品は、デザインを株式会社GKインダストリアルデザインが担当しています。

ワイヤードビーンズは、職人とお客様をつなぐために「生涯を共にしたくなる本物」を提供することを企業理念としています。万が一、製品が破損した際には、新しい製品と交換できる「生涯補償」も付いており、顧客との信頼関係を大切にしています。これまでにも、同社はグッドデザイン賞やドイツのレッドドット・デザイン賞など、さまざまな国際的なデザイン賞を受賞しており、その信頼性は高まっています。

伝作窯は、1982年に横田伝作によって設立されて以来、伝統を守るだけでなく、新しい作品を創り出すことに取り組んできました。実家の耐火物メーカーでの経験が活かされ、陶器の上絵付けや、磁器と陶器を張り合わせる技術を用いた製品づくりが行われています。

GKインダストリアルデザインは、日常の生活道具からJR車両まで幅広く手がけており、その中で数々のデザイン賞を受賞しています。彼らの理念は、技術と芸術を融合させ、より良い暮らしを実現することであり、このデザインもその一環として生み出されました。

「生涯を添い遂げるマグ有田焼伝作窯刷毛目」は、ただの器としてではなく、長く使い続けることができる暮らしのパートナーです。その魅力をぜひ体感してみてください。