ProGrade DigitalがCFexpress 1.0カードサンプル販売を開始
米国カリフォルニア州サンノゼに本社を構えるProGrade Digitalが、次世代メモリーカード「CFexpress 1.0 Type Bカード」とそのカードリーダーのサンプル販売を本日よりスタートしました。販売対象は、CFexpressホストを開発や販売している戦略的パートナー企業です。
CFexpressカードは、高速なデータ転送を可能にするPCIe Gen3接続とNVMeホストコントローラーインターフェースを組み合わせた新しいメモリーカード規格です。ProGrade DigitalのCFexpress製品には、書込性能が向上したCOBALTラインとスタンダードなGOLDラインの2つが用意されています。
CFexpressカードの詳細
GOLDラインは、120GBから1TBの容量があり、全てのモデルで最大1600MB/sの読込速度を発揮し、それぞれの容量に応じた最大600MB/sから1000MB/sの書込速度を誇ります。一方COBALTラインは325GBと650GBの容量で、同様に読込速度は最大1600MB/sですが、書込速度はなんと最大1400MB/sを実現。さらに、高画質なビデオ記録においても1300MB/sの継続書込速度が保証されています。
CFexpressリーダーはシングルスロットタイプで、USB3.1 Gen2に対応しており、カードの持つ高性能を存分に発揮できる設計となっています。
パートナーシップの意義
ProGrade Digitalの創業者兼CEOであるWes Brewerは、「昨年4月に世界初となるCFexpressの実機デモを行った当社が、次世代ホストを開発するパートナーにこのカードを評価してもらえる機会を作れたことを大変嬉しく思っています」と語っています。彼は、CFexpressが持つ超高速データ転送能力と低待ち時間について高く評価しており、それがイメージング機器のみならず、エンタープライズ用途にも適していると述べています。今回のサンプル販売プログラムと業界リーダーとの持続的なパートナーシップにより、ProGrade DigitalはCFexpressの普及を加速させていくとしています。
今後の展開
CFexpressカードやリーダーに関心を持つ企業は、指定のURLから申込みを行い、戦略パートナーとしての認定を受けることができます。認定を経て、ProGrade Digitalのサイトからサンプル製品を購入可能です。なお、一般消費者向けの販売は、CFexpressホストが発表または発売される際に改めて案内される予定です。詳細は
こちらのリンクをご確認ください。
また、ProGrade Digitalはプロフェッショナル向けのデジタルメモリーカードやカードリーダー、ワークフローソフトウェアの設計・マーケティングを専門とするメーカーです。創業メンバーは、レキサーやサンディスクといった業界のリーディングカンパニーでの経験を持ち、高性能でありつつ品質管理を最重視しています。製品は全品検査され、個別の製造番号が付与されています。不良品の排除に努めており、高品質な製品を提供し続けています。
参考リンク