岡山大学の新プロジェクト
2024-12-08 18:04:09

岡山大学、特発性肺線維症治療薬の研究開発プロジェクトが評価される

岡山大学、革新的な医薬品開発プロジェクトに挑む



国立大学法人岡山大学は、医歯薬学域において、阪口政清教授と木下理恵助教が指導するプロジェクトが、科学技術振興機構(JST)の「大学発新産業創出基金事業のディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」に採択されたことを発表しました。このプログラムは、社会や経済に大きな影響を与えることができるディープテックスタートアップの創出を目的としています。

プロジェクトの概要



阪口教授らのプロジェクトは、「特発性肺線維症治療薬の国際展開に向けた研究開発」をテーマにしています。特発性肺線維症(IPF)は進行性の肺疾患であり、現在有効な治療法が存在しません。このプロジェクトでは、大鵬イノベーションズ合同会社を事業推進機関とし、独創的かつ革新的な抗体医薬の創出を目指します。

阪口教授は、「我々の長年の基礎研究成果を高く評価していただいたことに感謝します。特発性肺線維症だけでなく、他の炎症性疾患にも効果が期待される抗体医薬の開発に向けて、全力を尽くします」と語っています。

研究背景と期待される成果



特発性肺線維症は、肺の繊維化を引き起こし、呼吸困難を引き起こす疾患で、これまでの研究で有効な治療法が見つかっていません。そのため、阪口教授のプロジェクトは、今後の医療において非常に重要な役割を果たすことが期待されています。新しい作用メカニズムに基づく治療法が確立されれば、多くの患者の生活の質を向上させる可能性があります。

大学の支援体制



岡山大学は研究分野における「最重点研究分野」を定め、その中にヘルスケア分野が含まれています。さらに、文部科学省からも地域中核・特色ある研究大学としての支援を受け、社会の変革を進めています。今回の採択により、阪口教授と木下助教の取り組みがさらに注目されることでしょう。

最後に



今回のプロジェクトは、岡山大学にとって新たな挑戦であり、医療現場における新しい治療法の創出につながることが期待されています。今後の進展に期待が高まります。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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