社員の夢を形にした乗富鉄工所の新ECサイト『乗富実験室』がオープン

乗富鉄工所の新しい挑戦「乗富実験室」オープン

2024年1月6日、福岡県柳川市で水門を製造する乗富鉄工所が新たに立ち上げたECサイト『乗富実験室』が注目されています。このサイトは、社員が自らの「やりたい」を基にしたプロダクトを販売するもので、ブックスタンドや傘立て、さらにはユニークなゴム銃といった多様なアイテムが揃っています。実験的なものづくりを通じて、新しい価値を創出しようとする試みです。

乗富実験室とは？

乗富鉄工所は、長年にわたってオーダーメイドのものづくりを展開してきた企業で、その技術力や柔軟な発想力は高く評価され、グッドデザイン賞やiFデザイン賞など数々の受賞歴があります。会社の理念である「やりたいを叶える」という考え方に基づき、社員一人ひとりがデザイナーとなり、新しい発想を商品化する場所として『乗富実験室』が誕生しました。この空間は、ただものを作るだけでなく、学びや成長を促す場でもあります。

プロダクトの紹介

ツクルシューター

『ツクルシューター』は特に注目のアイテム。自分で組み立てることができるゴム銃で、必要な工具はドライバーのみ。お子さまでも簡単に組み立てができ、回転するフックに輪ゴムを装填することで4連射が可能な本格派です。使うときの「カチャッ」という音が、楽しさをさらに引き立てます。

- サイズ: 長さ21cm x 幅12cm x 厚さ2cm
- 価格: ￥4,400

商品ページはこちら

ツクルスタンド

もう一つの目玉は『ツクルスタンド』です。鉄製フレームと木材を組み合わせたシンプルなデザインで、傘立てとしてはもちろん、衣類や観葉植物を置くスタンドとしても活躍します。帰宅が少し楽しくなるようなスタンドを目指して製作されました。

- サイズ: 高さ102cm x 幅30cm x 奥行38cm
- 価格: ￥13,800

商品ページはこちら

サポートする価値観

『乗富実験室』は、社員の「やりたい」を叶える場であり、彼らの試行錯誤が新たな商品を生み出す原動力となっています。設計課の池末隆氏は、「やりたいことは多くのハードルがあるが、それを楽しむことで新しい挑戦ができる」と述べています。実際、また新しいプロダクトが開発中であり、今後の展開が期待されます。

乗富鉄工所の代表取締役、乗冨賢蔵氏は、「今の時代に我々鉄工所ができることを常に考え、『乗富実験室』を通じて社員の情熱から生まれるプロダクトが、他者の生活を豊かにできることを願っている」と語っています。