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2025年12月12日、第六十回紀伊國屋演劇賞の受賞者が発表されました。この賞は、日本の演劇界において顕著な功績を収めた団体や個人を称えるもので、演劇の発展を目指す重要な賞です。今年の団体賞は、劇団扉座が受賞しました。彼らは、「北斎ばあさん－珍道中・神奈川沖浪裏－」および「つか版・忠臣蔵2025」といった優れた舞台作品によりこの栄誉を手にしました。

個人賞では、5人の演技や作品が評価されました。日色ともゑさんは、劇団民藝公演「八月の鯨」における役・サラや、KEIKOBA公演「記憶の危うさについて」の演技が高く評価されました。
竹中直人さんは、キューブ企画製作「竹生企画」公演「マイクロバスと安定」での成清圭吾役において、その演技力が賞賛されました。また、片桐はいりさんは、Shakespeare's Wild Sisters Groupと庭劇団ペニノの合同公演「誠實浴池 せいじつよくじょう」における女性キャラクターの演技や、ヌトミック公演「彼方の島たちの話」でのエイコ役の演技が評価されました。

舞台美術賞は、杉山至さんが選ばれ、名取事務所公演「砂漠のノーマ・ジーン」と、劇団俳優座公演「存在証明」の作品での美術が支持されました。さらに、安井順平さんは、イキウメ公演「ずれる」での小山田輝役やKAAT神奈川芸術劇場プロデュース「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」での演技も評価され、受賞となりました。

また、特別賞の受賞者として、美輪明宏さんが名を連ねました。彼は「演劇実験室◎天井棧敷」の旗揚公演からの数々の主演作品で舞台芸術に大きな貢献をしてきました。井上麻矢さんも、井上ひさしの優れた戯曲を極めて大切に守り続け、多くの公演を行ってきた功績が称えられました。

贈呈式は2026年1月23日金曜日午後4時より、東京のホテルニューオータニで開催される予定です。この式典では、受賞者の功績を称え、今後の演劇界のさらなる発展を願う貴重な機会となります。なお、詳細や問い合わせについては、東京都新宿区の株式会社紀伊國屋書店事業部までご連絡ください。

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