神戸市が救急医療強化へ
2025-06-02 14:28:17

神戸市立医療センターが救急医療の質向上に挑戦!GEとの連携で実現した新たな医療体制

神戸市立医療センター中央市民病院とGEヘルスケアの連携



神戸市立医療センター中央市民病院(以下、神戸中央市民病院)は、地域の基幹病院として「最後の砦」として市民の命を支えています。この病院では、GEヘルスケアと提携し、救急医療のさらなる質向上を目指した取り組みを進めています。その一環として、病院内での医療データをリアルタイムで可視化する「ボリュームコントロールセンター(VCC)」を導入し、新たな体制整備に取り組んでいます。

背景と課題



神戸中央市民病院は、救命救急センターとして厚生労働省からの評価において、2014年以降11年連続で全国1位を獲得しました。しかし、地域医療ニーズに応える中で新規入院患者の受け入れ拡大が重要な課題として浮上しています。従来の病床確保方法では多くの時間を要し、他病棟の状況把握も難しいため、迅速な対応が求められていました。

VCC導入後の変化



VCCの導入が始まった後、神戸中央市民病院では毎朝15分間の「朝のベッドの会」を実施。これにより、病棟の空床状況や看護師の状況がVCCの画面を通じてリアルタイムで確認できるようになりました。この運用の変革により、患者の受け入れ数が急増しています。特に、2023年と2024年の同期間比較では新入院患者が8.8%増、救急病棟は16.3%増と大幅改善を見せています。

情報共有が進んだことで、看護師の支援体制もより公平に構築され、チームの力が一層高まっています。神戸中央市民病院の院長、木原康樹氏は「医療情報システムのデータを活用し、病院運営を可視化することができました」と語ります。

今後の展望



副院長兼看護部長の藤原のり子氏も、VCCによる体制の見直しが救急患者の円滑な受け入れに繋がっていると語ります。「今後は得たデータを活用し、さらなる医療の質向上に繋げたい」と意気込みを示しています。GEヘルスケアの若林正基社長も、地域医療の発展に寄与するため、さらなる革新技術の導入を目指す考えを示しています。

神戸中央市民病院について



2024年に創立100年を迎える神戸中央市民病院は、救命救急の分野において日本屈指の実績を誇り、市民にとって信頼される医療機関としての地位を築いています。その取り組みによって、地域の医療ニーズに応え続けられる体制を整えてきました。これからも神戸中央市民病院とGEヘルスケアの連携は、地域社会における医療の質をさらに高めていくことが期待されます。

神戸市立医療センター中央市民病院の取り組みは、単なる医療の改善にとどまらず、地域の健康を支える重要な役割を果たしています。このような先進的な取り組みが広がることで、他の医療機関にも良い影響を与え、より良い医療環境の実現に繋がることでしょう。


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会社情報

会社名
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
住所
東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号

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