教育現場に革命をもたらす「なりきりラボ®」の取り組み
株式会社a.school(エイスクール)は、探究学習を基盤にした新しい学びの形「なりきりラボ®」を企業共創の形で展開することを発表しました。2013年に創業以来、同社は様々な職業をテーマにした学習プログラムを開発・提供してきました。これにより、子どもたちがキャリアに関する理解を深め、実践的なスキルを身につけることを目的としています。
探究学習と企業の連携
現代の教育現場では、単に仕事を知るだけではなく、実際に体験することが重視されています。子どもたちがリアルな社会に触れ、働く意味を感じる機会が減少している中、エイスクールは企業と連携し、子どもたちが学ぶための質の高いコンテンツを共同開発する「なりきりラボ®」企業共創版を提案しています。
このサービスでは、企業の理念やメッセージを反映した子ども向け教材を開発し、教育機関やイベントなどで活用できるようにしています。プログラムの実施は、学校の授業のみならず、イベント、博物館、科学館など多様な場面で行われるため、子どもたちにより幅広い学びを提供することが可能です。
具体的なプログラム内容
「なりきりラボ®」は、特定の職業をテーマにした多様なプログラムを用意しています。例えば、「ゲームデザイナー」になりきり、実際にカードゲームを作るプロセスを通じて、創造的な思考力を育む活動が行われます。また、「メカエンジニア」プログラムでは、実際に機械を分解してその構造を理解することで、エンジニアに必要な技術を身につけることができます。
さらに、店舗経営の基礎を学ぶ「コンビニ店長」プログラムでは、実際にお釣り計算や仕入れ管理を体験しながら、ビジネスの基本を学びます。これらは子どもたちが実際にプロの技術に触れ、学ぶチャンスを提供する素晴らしい機会です。
企業にとってのメリット
この「なりきりラボ®」の取り組みは、単なる教育プログラムの提供にとどまらず、企業にとってもさまざまな恩恵をもたらします。企業ブランドの共感形成や教育CSRを通じた社会的発信を強化し、社員の働く意義の再認識を促します。また、新たな価値を提供することで、長期的に社会貢献を目指すことができます。
共創したプログラムは、教育現場での活用だけでなく、社会全体に対する教育の質の向上につながるものと考えられています。
実績と今後の展望
エイスクールはこれまでに、数多くの企業と協力し具体的なプログラムを開発してきました。例えば、Jミルクとの共同開発で「広告クリエイター」プログラムが全国の学校で活用され、数千人の子どもたちが参加しました。また、東京ドームと連携した「宇宙飛行士」プログラムは、宇宙探究の興味を引き出すことに成功しました。
今後もエイスクールは、企業と協力して新しいプログラムを開発し、次世代を担う子どもたちに実践的な学びを提供することを目指します。また、教育分野における価値を広め、持続可能な社会の構築に貢献していく意向を示しています。
興味のある企業や団体は、ぜひエイスクールに問い合わせてみてください。共に新しい教育の形を築き上げていきましょう。
会社概要
株式会社a.school(エイスクール)は、「誰もがつくり手として、豊かな人生を送れる社会へ」というビジョンを掲げ、さまざまな年齢層を対象とした探究学習プログラムを提供しています。小学生向けの「なりきりラボ®」や「おしごと算数®」、幼児向けの「あそびツクール®」など、幅広いプログラムを展開し、全国に約50校のパートナー校を持っています。今後も多様な取り組みを通じて、子どもたちの学びを支援していく所存です。