Dream Trainが創る新たな教育の機会
2026年7月1日、特定非営利活動法人ジャパンハートが運営するミャンマーの児童養育施設「Dream Train」にて、正式な学校教育から離れてしまった子どもたちを対象にした「ノンフォーマル初等教育(NFPE)」センターが新たに設立されました。このセンターが開設された背景には、様々な事情で学校に通えず、教育の機会を失った子どもたちに新しい道を提供するという強い思いがあります。
Dream Trainは、家庭の経済的困難や家庭環境により学校教育を受けられない5歳から18歳の子どもたちを受け入れる養育施設です。ここでの活動は、単に教育を提供するだけでなく、子どもたちが安全に暮らし、自立できる環境を整えることも目的としています。現在、施設内には133名の子どもたちが生活していますが、学校への転校手続きの難しさから受け入れが困難な子どもたちも多く存在していました。
この新しいNFPEセンターの設立によって、特に10歳から14歳までの、家庭の事情により学校に通えなかった子どもたちに初等教育を提供することが可能になりました。プログラムの修了後には、小学校卒業相当の資格を得ることができ、さらに中学校への進学も目指せます。
本年度の初年度には、Dream Trainの施設近隣に住む経済的に困難な家庭の子どもたちを含む16名が新たな教育の場で学ぶことになります。授業は1日2時間30分、年間で550時間行われ、カリキュラムにはミャンマー語、英語、数学、社会性を育む学習、キャリア教育などが含まれ、必要なスキルを身につけるためのプログラムが無償で提供されます。
さらに、体験型学習や課外活動、外部講師による特別講座も盛り込まれ、子どもたちが未来への選択肢を広げられる環境づくりに力を入れています。これにより、教育の格差をなくし、すべての子どもたちが平等に未来を切り開ける社会を実現することを目指しています。
Dream Trainの事業責任者である那須田玲菜さんは、「これまで多くの子どもたちを受け入れてきましたが、転校手続きが難しく受け入れられなかった子どもたちもいました。このNFPEセンターにより、そのような子どもたちに新たな希望を与えることができます」とコメントしています。「支えたい」と願う多様な背景を持つ子どもたちに手を差し伸べる新たな一歩が始まったのです。
Dream Trainが提供するこの教育プログラムは、単なる学びの場ではなく、子どもたちにとっての未来を切り開く扉です。教育機会の拡充を通じて、Dream Trainはこれからもより多くの子どもたちの成長を支えていくことでしょう。