株式会社Hacobu、新人材紹介サービスの始動
株式会社Hacobuが2025年9月9日、物流に特化した人材紹介サービス「Hacobu Career」を発表しました。この新サービスは、物流業界における人材不足を解決し、効率的な運営を後押しすることを目的としています。近年、物流業界は様々な課題に直面しており、それに応じて高い専門性を持つ人材のニーズがますます高まっています。しかし、その一方で、適した人材を見つけることは企業にとって容易ではありません。そこで、Hacobu Careerが誕生しました。
背景と課題
物流の最適化には、単なるシステム導入やオペレーションの効率化だけでなく、サプライチェーン全体を見渡し、その最適化プロセスを推進するリーダーシップを持つ人材が求められます。Hacobuが2024年に実施した調査によると、物流効率化における主要な障害として「ノウハウを持った人材がいない」(11.0%)や「牽引できるリーダーがいない」(10.3%)との結果があり、人材不足の深刻さが浮き彫りになりました。
企業から見ると、専門的な領域の人材採用は非常に難しいプロセスです。求人市場には候補者がいても、自社のニーズに合った人材を見つけることは難易度が高く、また採用後に双方のミスマッチが生じる可能性もあります。そのため、長期的に活躍できる人材が流出してしまうという問題も抱えています。対照的に、物流業界で働く求職者は、自分のキャリアをどう活かせるのかがわからず、キャリア形成が難しいという実情もあります。
Hacobu Careerの特長
Hacobuは、これまでの豊富な経験から、企業と人材双方の課題を解決するための「Hacobu Career」を提供します。このサービスは、求職者向けに専用のウェブサイトを公開し、物流領域に特化したスキル診断機能を導入しています。これにより、求職者は自分のスキルや経験を言語化し、適切なキャリアパスを描くことが可能です。また、企業は特性を考慮した上で適切な候補者を見つけることが容易になり、効率的な採用活動が促進されます。
スキル診断機能
求職者は、自分のスキルや特性を客観的に把握することができるスキル診断を受けることができます。この診断では、戦略、運用、DX、輸配送、カスタマーサポートなど、様々なスキルの習熟度が視覚化され、どのような業務に適しているかという見解を持つことができます。また、これらのデータを活用したキャリアサポートも提供され、転職希望者が自分の可能性を広げる一助となります。
将来の展望
Hacobu Careerは、今後さらにサービスの機能を拡充し、物流業界の人材のキャリア形成を幅広く支援することを目指しています。企業と人材との質の高いマッチングが実現されることで、物流業界全体の持続可能な発展に寄与し続けるでしょう。これにより、業界内での人材の循環がより円滑に行われ、長期的な成長が期待されます。
株式会社Hacobuについて
Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズを展開しており、また物流DXコンサルティングやシステムインテグレーションも行っています。5年連続でシェアNo.1を獲得した「MOVO Berth」や、「MOVO Driver」のアプリを通じて、物流業界の革新に貢献し続けています。
詳細は、
Hacobuの公式ウェブサイトをご覧ください。