大阪・関西万博で砂を通じた国際交流が始まる！サンド・アライアンスとは

大阪・関西万博と砂による国際交流の新展開

2023年、大阪で開催される関西万博では、各国のパビリオンが集結し、新たな交流の場を提供しています。特に注目すべきは、砂をテーマにした地域間の協力「サンド・アライアンス」です。鳥取県が中心となり、ヨルダンやサウジアラビア、さらにはナウルなど、砂に関連する国々が一緒になって友好を深めています。

鳥取県ゾーンが代表する「鳥取無限砂丘」

鳥取県ゾーンでは、鳥取砂丘の砂を用いて再現された「鳥取無限砂丘」が展示されています。この展示では、訪問者が虫眼鏡型デバイスを使用しながら砂の上を歩くことで、鳥取の特産物や観光地について学ぶことができます。さらに、プロジェクションマッピングが行われる時間帯には、鳥取の豊かな自然や文化を感じることができるでしょう。

成立したサンド・アライアンス

「サンド・アライアンス」は、全国各地で砂に関連する観光資源を持つ国々が集い、相互の友好を促進しようとする試みから生まれました。SNSを通じて鳥取県とヨルダン館の砂展示が似ていることが話題となり、そこから発展した協定です。今後、このアライアンスを通じて、さらなる国同士の交流が期待されます。

砂ンプラリー（SAND QUEST）スターティングセレモニー

7月1日には、このアライアンスに加盟しているパビリオン同士で相互訪問を促す「砂ンプラリー」のスタートを祝うセレモニーが開催されました。このセレモニーには、8つのパビリオンの代表者が集まり、加盟国の歡迎、sand frameの贈呈などが行われました。

また、知事の言葉を通じて「早急にお越しください」というメッセージが発せられ、砂丘の重要性が強調されました。特に印象的だったのは、知事が「ありがとう」を表現するための砂文字を披露した場面です。

さらなる国際交流を促進するために

これから「サンド・アライアンス」の活動は、各国との友好を深めるだけでなく、鳥取県の観光資源を広める重要な役割を担っていきます。たとえば、ナウルとの協定締結の際には、双方の文化や特徴を生かした交流が図られました。「砂」と「ツナ」を通じた友好のメッセージは、観光だけにとどまらず、国際的な理解を促進する力があります。

各国パビリオンの魅力

良い関係を築くためには、各国の文化や特色を理解することが不可欠です。それぞれのパビリオンでは、独特のテーマに基づいて多彩な展示やパフォーマンスが行われます。ヨルダン館では、砂を通じて歴史や文化を表現し、サウジアラビア王国館ではその都市の進化を体感できます。

このように、巨大な国際的な舞台である大阪・関西万博では、砂を通じて国境を越えた友好の絆が生まれています。地域の特色を活かした交流が進むことに、多くの人々が期待を寄せています。これからの「砂ンプラリー」を通じて、さらなる発展が期待されるでしょう。ぜひ、多くの方がこの独自の交流の場を訪れ、体験してみてほしいです。