ラクスル、新たな決済プラットフォーム「ラクスルPay」で事業者支援を加速

ラクスル株式会社は、東京都港区に本社を構え、印刷や集客支援のプラットフォームを展開しています。最近、同社は新しい決済サービス「ラクスルPay」を立ち上げました。このサービスの目玉は、初期費用が一切かからないことで、誰でも手軽にオンライン販売を始められることです。

「ラクスルPay」は、個人事業主や中小企業を対象にしたもので、スマートフォン一つで10分という短時間で販売ページを立ち上げられるシンプルな仕組みが特徴です。これにより、デジタル販売に一歩踏み出しにくかった多くの事業者が、更に少ないリスクでオンライン販売に乗り出すことが可能になります。具体的な手数料も、決済サービス手数料を含めて業界最安水準の5％と設定されています。

ラクスルは、これまでも「ラクスルホームページ」などを通じて、デジタルに不慣れなユーザーへオンラインでの情報発信の環境を整備してきました。この経験を生かして、これまでの登録ユーザー数は300万人を超え、全国に広がるスモールビジネスのデジタル化を積極的に支援しています。

しかし、市場には依然としてオンライン販売に高いハードルが存在しており、「設定が難しい」「手数料が高い」という不安から一歩を踏み出せない中小企業が多く見受けられます。そこで、ラクスルはこの背景を受け、「ラクスルPay」の開発に至りました。

この新しい決済プラットフォームは、商品やサービスの販売を希望する事業者にとって、特に魅力的です。訪問サービスや商談を通じて料金を簡単に徴収したい場合にも対応でき、中小企業にとってのニーズにしっかり応えています。

ラクスルPayは、販売ページの作成から決済機能の設定まで、すべてスマートフォン上で完結できるため、パソコンを使用せずにビジネスを進める人たちにも最適です。また、「売れるまで一切費用が発生しない」というリスクの少ない設計になっていることで、新たな挑戦を後押しする役割を果たしています。

今後は、事前決済の導入やAIを活用したアシスト機能、販売ページのカスタマイズ機能など、さまざまなアップデートが予定されており、ユーザーの利便性を更に高める見込みです。

ラクスルのビジョンには、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という理念があります。この理念のもと、同社は中小企業の経営課題を解決する全方位的なテクノロジープラットフォームを目指し、事業運営を行っています。特に、ヒト・モノ・カネの管理において幅広いサービスを提供し、約99.7%を占める日本の中小企業の支援にも尽力していく方針です。

「ラクスルPay」は、これまでソフトウェアやオンラインサービスのデジタル化に尻込みしていた個人や企業が、気軽に試すことができる環境を提供しています。これにより、より多くの素晴らしい商品やサービスが適切に販売される社会を創り上げることを目指しています。

登録は簡単で、公式サイトから手続きが可能です。今後も、ラクスルのサービスを通じて、新しいビジネスチャンスが広がることが期待されます。