クラッソーネと鏡野町
2025-03-21 14:28:58

空き家問題解決に向けて岡山県鏡野町と連携協定を締結したクラッソーネ

クラッソーネと鏡野町の連携協定について



解体工事のデジタル化を推進するプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネは、岡山県の鏡野町と「空き家除却促進に係る連携協定」を結びました。この協定は、今問題となっている空き家の増加に対抗し、安全で安心な地域づくりを目指すものです。これにより、クラッソーネの自治体連携実績が110自治体となったことも大きな成果です。

空き家問題の現状



空き家問題は、日本各地で深刻な社会課題となっています。総務省の調査結果によると、全国の空き家数は900万件を超え、その率は13.8%に達しています。岡山県鏡野町でも、賃貸や別荘などを除いた空き家は約17万3000戸に上り、それにより約6.2%の空き家率が記録されています。特に、個々の住宅を維持・管理する方が少なくなり、地域の生活環境にも影響を与える問題が浮き彫りになっています。

鏡野町の取り組み



鏡野町では、令和2年度から「空き家等対策計画」を策定し、補助事業を実施しています。しかし、空き家の件数は平成30年度から令和6年度までの間に21%増加し、1,041件という現状に達しました。この問題を対処するため、町は協議会を開いていますが、依然として多くの空き家が管理不全の状態にあります。

クラッソーネの役割



株式会社クラッソーネは、全国2,000社以上の工事会社と施主をつなぐ解体マッチングサービスを提供しています。これまでに15万件以上の実績を持ち、特に空き家対策事業に力を入れています。国土交通省が採択した「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」にも取り組んでおり、鏡野町との連携を通じてさらなる支援を行います。

連携協定の主な活動内容



1. 解体費用シミュレーターの提供: 「すまいの終活ナビ」を利用して、町民が解体の概算費用や土地売却の査定価格を見積もることが可能です。
2. お困り空き家の連絡フォーム: 迷惑な空き家について町民が集中的に通報できる仕組みを導入。
3. 空き家価値査定シートの活用: 管理コストや解体費用、土地売却査定価格を基にしたレポートを作成し、所有者に提供。
4. 空き家所有者向けの啓発: 解体の進め方に関する情報をフライヤー形式で配布し、町民への空き家解体の重要性を広めます。

代表者のコメント



鏡野町の町長、山崎親男氏は「空き家問題は全国的な現象であり、町民、事業者、行政が連携して解決することが重要」と述べています。この協定がきっかけとなり、空き家の所有者や将来的に所有者となる可能性のある方々が、適切な管理や利用を考える機会となることを期待しています。

クラッソーネのCEO、川口哲平氏も「都市の循環再生文化を育むため、解体工事を通じて豊かな街を作りたい」と意気込みを示しています。IT技術を駆使し、地域のDXを推進しながら、より良い環境を作るために尽力する姿勢が見えてきます。

鏡野町の魅力



鏡野町は岡山県の北部に位置し、美しい自然環境に恵まれています。農業や林業だけでなく、温泉やキャンプ場、スキー場などの観光資源も豊富で、町民が暮らしやすい環境を整えるために働きかけています。住民が輝ける魅力的な町づくりを続ける鏡野町と、クラッソーネの取り組みに注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社クラッソーネ
住所
名古屋市中村区名駅5-7-30名駅東ビル4F
電話番号
052-589-8085

関連リンク

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