冬のバーチャル修行体験イベント『寒修行』が二子玉川で開催
東京都世田谷区に位置する玉川大師では、2025年2月7日から3月9日までの約1ヶ月間、「寒修行」をテーマにした初のバーチャル修行体験イベントが開催されます。
このイベントは、日本有数の地下霊場として名高い玉川大師で行われ、参加者は伝統的な修行を現代の感覚で体験することができます。
玉川大師の地下霊場の魅力
玉川大師は、1934年に建立された地下霊場で、地下5メートルの深さには約100メートルの長さを持つ拝殿が存在します。通常の参拝とは異なり、参道に並ぶ300の石仏を約15分かけて順番に拝むことで、四国88カ所や西国33カ所の霊場のご利益を感じられるのが特徴です。多くの世代にわたり多くの人々が訪れ、最近では海外からも訪れる観光客も増えています。
初代龍海和尚の信念を胸に、参加者は冬の四国西国お遍路の厳しい修行を体験できるよう工夫されています。
雪の美しさと香りの演出
このイベントを通じて参加者には、気候変動によって失われつつある日本の美しい冬の風景を思い出してほしいという想いがあります。特に、雪景色が少ない都市部では、あぜ道に静かに佇むお地蔵様に雪が積もる風情を経験することは難しくなっています。
参加者は、スノーパウダーとブルーライトを使った演出で飾られた地下霊場を訪れ、冬の香りを感じながら、アロマペンダントを身に着けての修行が体験できます。仮想体験を通じて、いにしえの四国西国お遍路の旅へタイムスリップしたかのような感覚を楽しむことができるのです。
開催概要
寒修行のイベント詳細は以下の通りです。
- - 開催期間: 2025年2月7日(金)~3月9日(日)
- - 時間: 9時~16時30分(最終入場は16時まで)
- - 場所: 玉川大師地下霊場(東京都世田谷区瀬田4-13-3)
- - 参拝料: 高校生以上1,500円、中学生以下1,000円(アロマペンダント付き)
玉川大師の沿革
玉川大師、正式名称「寶泉山玉眞院」は、真言宗智山派の寺院で、大正時代に創建されました。6年の歳月をかけて完成した地下仏殿は、現在でも多くの信者に親しまれています。中には弘法大師像や多くの地蔵像が祀られており、厄除けや開運などさまざまなご利益があります。
交通は二子玉川駅から徒歩15分の距離にあり、訪れるにも便利です。是非、温かな冬に触れながら、心身を整える体験をご堪能ください。