訪問保育の新視点
2022-04-01 08:00:05
訪問保育を推進する日本ホームチャイルドケア協会の新たな挑戦
ベビーシッターのインフラ化を目指す新たな取り組み
特定非営利活動法人日本ホームチャイルドケア協会は、全国でのベビーシッターのインフラ化を進めるプロジェクトを始動しました。近年、自治体によるベビーシッターへの補助金支給が増えつつありますが、まだ認知度や利用者の幅は限られています。多くの家庭が経済的理由で支援を受けられない現状を受け、 利用したい人が自由に利用できる環境づくりを進めています。
子どもを預けやすい社会へ
ベビーシッターの利用には、特にリフレッシュ目的での利用を躊躇する親の心情が関係しており、多くの母親が罪悪感を感じています。この問題を解消するため、協会は「ベビーシッターを利用することに対する抵抗感を減らす」ための方策を講じます。その一環として、国や行政に対してさらなる補助金制度の拡充を目指し、利用したい人がその時に利用できる社会の実現を目指します。
安全性の確保
過去には、ベビーシッターに起因する悲惨な事故が報告されています。そのため、協会では質の高いベビーシッターの育成や、彼らが働くための環境を整備し、家庭の安全を最優先に考えています。ベビーシッターは家庭内で親の負担を軽減し、家族全体を支援する役割を担います。これを確実に行うためには、どのようなスキルや知識が求められるかをしっかりと見極め、必要な条件を整えていきます。
調査研究の重要性
訪問保育が家庭に与える影響を科学的に評価し、より効果的な支援策を見出すために、さまざまな調査や研究を進めます。2022年度には、日本保育学会で「居宅訪問型保育の現状と課題」というテーマで発表を行う予定です。将来的には、ひとり親家庭や多胎児育児を行う家庭など、特に支援を必要としている家庭に対し、訪問保育サービスを提供します。
ひとり親家庭への支援
協会では、ひとり親家庭を対象にした訪問保育事業「親子に笑顔の時間を」を2022年4月から実施しています。この取り組みは、コロナ禍で経済的に困窮している家庭に寄り添うものです。寄付金も募り、今後もこのサービスを継続的に提供し、社会全体で育児を支える体制を築いていくことが目指されています。
団体概要と展望
日本ホームチャイルドケア協会は、東京都渋谷区に位置し、2020年に設立されました。代表は参納初夏さんで、訪問保育に関する知識普及や、それを支えるコミュニティの運営に力を入れています。これからも、ベビーシッター制度をより広めるための研究やプロジェクトを展開し、地域の育児支援を充実させ、親子の笑顔を増やす活動を続けていくでしょう。
本プロジェクトは、企業が叶えたい夢を発信する「April Dream」に基づいています。私たちは、この夢の実現を心より願っています。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人日本ホームチャイルドケア協会
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-47-8
- 電話番号
-
070-5505-8812