夏休みの宿題ストレスを解消する工場見学イベント開催

夏休みの宿題ストレスを解消する工場見学イベント

2025年8月21日と22日の2日間、千葉県野田市にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」で、株式会社AIVICKが運営する「シェフの無添つくりおき」による親子工場見学イベントが開催されました。この特別なイベントには、運営側からの抽選で選ばれた8組24名のご家族が参加し、身近な調味料であるしょうゆの製造プロセスを学ぶ機会を得ました。

イベントの目的と内容

本イベントは「シェフの無添つくりおき」で年間約8トン使用する「キッコーマン特選丸大豆しょうゆ」に焦点を当てています。普段の食生活で欠かせない調味料がどのように作られているのかを知ることで、親子で食事について深く考えるきっかけを提供することが目的です。

参加者は、蒸した大豆と炒った小麦に麹菌を加える「製麹」の工程から始まり、しょうゆ麹に食塩水を加えた「もろみ」の発酵・熟成までを見学しました。「もろみ」の香りを嗅ぎ分ける体験では、子どもたちが真剣な表情で香りを楽しむ姿が印象的で、「普段は見られない集中した姿勢」を親御さんたちからも高く評価されました。

夏休みの自由研究に役立つプログラム

見学後、参加者には「シェフの無添つくりおきオリジナル自由研究ノート」が配布され、これを使って夏休みの自由研究や宿題に役立てることができると好評でした。親からは、「新聞の宿題にそのまま使える」といった声や、参加者がいただいたお土産についても喜びの声が聞かれました。

また、見学の締めくくりとして、併設のまめカフェで名物の「しょうゆソフトクリーム」を楽しむ時間が設けられ、親子で素晴らしい思い出を作ることができました。

親子の学びと体験の新しい形

「シェフの無添つくりおき」は、家族のために時間を生み出すことを使命としているだけでなく、今回の取り組みを通じて、親子の学びを促進する新しい形の食育の提供も目指しています。肉体的な調理や買い物に使う時間を大幅に減らすことで生まれた余裕を、親子の学びと体験に活かすという実証の場となりました。

アンケートでは、参加した子どもたちの約75％が「食べ物や調味料への興味が高まった」と答え、自分たちが食べるものについての理解が深まったことが伺えました。これは将来的に、食に対する興味や理解が家庭内での会話に広がるきっかけになることでしょう。

今後の取り組みと展望

近年、共働き家庭において夏休みの宿題が大きなストレス要因となっていることも浮き彫りになっており、「シェフの無添つくりおき」は、引き続きこのような課題に応えるための取り組みを続けていく方針です。教育的価値を持つ体験を提供することで、宿題が親子の楽しい思い出に変わることを目指しています。

今後も「おさかなせんせい©」とのコラボによるお魚体験教室や、農家や食品メーカーとのコラボイベントなど、様々な食育活動を展開し、家庭の食卓を起点にした学びの場を広げていく予定です。

このような取り組みを通じて、企業や専門家と連携し、食育を共創するプラットフォームを構築していくことで、家庭での会話や体験を通じて、食の価値を再発見する場を作り出していきます。