夢を実現する「ハーモニーカフェ」と農園の挑戦
三重県桑名市で「ハーモニーカフェ&プライベートサロン」を運営するハーモニー農園合同会社(代表:KEIKO)は、様々な世代が集まる「多世代共生の居場所」を作るという独自のビジョンを持っています。彼女たちが目指すのは、産後ママや不登校児らの孤独を癒やす「第二の実家」であり、その始まりは今から数年前の決意から始まります。
農園名に込めた思い
2025年に設立されたこの会社は、桑名駅近くという便利な立地に佇むカフェとフェムケアサロンを運営していますが、社名には「農園」と付けられています。これは、創業者であるKEIKOの祖先が農業を営んでいた影響が色濃く残っているためです。自身が育った農家の精神を大切にしたいとの想いから、農業を直接行わなくとも、その精神を守りたいと考えました。その結果、地域の女性たちの健康と癒しを提供する「ハーモニーカフェ&プライベートサロン」の設立に至ったのです。
農業の代わりに、地元女性たちが笑顔で過ごせる場所を作ることが自分なりの「農園」の守り方だとKEIKOは考えています。彼女は自身の人生の新たなステージにおいて、周囲を笑顔にすることに全力を注いでいます。
孤独なママたちへの支援
「ハーモニーカフェ」に訪れるお母さんたちとの対話を通じて、彼女たちが育児の孤独や産後の身体的不調に悩まされている現状を知りました。そうした女性たちを支えるため、KEIKOはばあばのような存在を目指して、2026年3月に店舗の2階をリニューアルしました。ここでは、服を着たままフェムケアが受けられるサロンがオープンし、母親たちが自分自身を大切にするための時間を持つことができます。
赤ちゃんのお世話は1階でKEIKOが担当し、ママたちが安心して自身のケアを行える環境を整えています。これは彼女が「孤独な育児」をしている女性たちにとって、ひとときの安らぎの場となることでしょう。
最終的な夢:農業フリースクールの創設
しかし、KEIKOの夢はここで終わりません。彼女は元教員として、不登校や非行児童への支援に20年以上従事してきた経験があります。現在、不登校児が増加している中、彼らが安らげる「学校以外の居場所」がいかに不足しているかを実感しています。彼女は、自身の兄が守り続けている「上深谷の古民家と農地」を活用して、農業体験型のフリースクールを設立し、高齢者が地域の子どもたちを見守る新しいコミュニティサロンとして育て上げたいと考えています。
不登校の子どもたちが土と触れ合い心を開放し、元気な高齢者がその背中を支える。そうした未来を想像することがKEIKOの最大の夢であり、残りの人生をかけた挑戦となっています。時間の制約や法規制という課題が山積みですが、彼女はそれを乗り越えて、この夢を実現する覚悟を持っています。
「いくつになっても人は夢を持ち、誰かの居場所になれる」とKEIKOは信じています。彼女の姿は、同じく挑戦を続けるシニア世代への励ましとなり、この桑名から始まる温かい希望の輪を日本中へと広げていくことでしょう。
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