平和のメッセージ
2025-08-09 13:00:29

広島と長崎の若者が平和のメッセージを世界へ伝える活動

広島と長崎から世界への平和のメッセージ



今年で戦後80年を迎えた日本。広島や長崎で新たな世代が、平和のメッセージを世界中に届ける活動をしている。その中心にいるのが、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトである。代表の中村雄一氏が主導するこのプロジェクトは、教育支援を通じて、さまざまな国の若者に希望を届けることを目指している。

平和講演会の実施



2023年8月6日、広島県三次市にある十日市中学校で平和講演会が行われ、広島と長崎の子どもたちが平和の大切さを訴えた。この中学校の3年生100名は、広島平和記念資料館が制作した絵本『はじめてのヒロシマ』の英訳作業を行い、この教材を通じて国際貢献を実現した。

『はじめてのヒロシマ』を通じた国際貢献



翻訳された絵本は、ケニアやシリアの子どもたちに朗読・解説するために持参され、学校図書館に寄贈された。これにより、戦火の地にいる子どもたちにも日本の平和の姿勢が届くようになった。この活動を支えるのは、広島の若者たちの強い思いであり、彼らの行動はまさに「願う平和から行動する平和」へと変わる姿勢を象徴している。

デリゾール県での活動



夏の間、なかよし学園代表の中村氏はシリア・デリゾール県で平和教材のプレゼンテーションを行った。14年にわたる内戦で荒廃したデリゾールの現状を目の当たりにし、受けた影響は計り知れない。広島や長崎の復興の歴史と重なるその景色に、シリアの人々も希望を抱くようになった。ある行政関係者は「ヒロシマやナガサキの復興の歴史を深く知ったことは初めてだ」と語り、復興に向けた意欲が高まったことを示している。

教育の力



モフセン・アルハシーン副知事も、教育が復興の力になることを強調し、中村氏のプレゼンテーションに感謝の意を示した。日本の若者たちの行動が、デリゾールの人々に愛と希望をもたらす一助となっていることは確かである。

平和カルタプロジェクト



長崎県対馬市の西部中学校では、なかよし学園の「世界とつながる学びプロジェクト」の一環として平和カルタを作成した。この取り組みでは、アレッポ大学やシリアの中等学校でも平和授業として活用されており、大きな評価を受けている。日本の若者が示す平和への取り組みは、世界中での模範となり得るだろう。

未来への希望



なかよし学園プロジェクトは、教育を通じて国境を越えた共感と理解を生み出し、未来を共に築くための努力を続けている。中村氏は「日本の経験は、戦後0年を迎える国々にとって生きた希望の物語です」と語り、教育が持つ力を再確認させた。平和が届けられる先に、未来に希望を持つ子どもたちの笑顔が待っている。

今後も、広島と長崎の若者たちが繋ぐ平和のバトンが世界を変えていくことを願いたい。教育を通じて動き出すその姿が、新たな平和の時代を築く力となるはずだ。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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