オンライン医療検査
2020-07-03 15:01:10
家庭で受けられるオンライン医療検査「メディゲート」β版の開発が完了
日本初のオンライン医療検査プラットフォーム「メディゲート」
ヘルスケア企業、ヘカバイオデジタルヘルス株式会社(HBDH)が新たに開発したオンライン医療検査・診療プラットフォーム「メディゲート」のβ版が完成しました。このプラットフォームは、家庭で医療検査を実施することを可能にし、医師による検査と同等の精度を求めるものです。今後、パートナー企業との連携や医師による検証が進められます。
現在のオンライン診療の課題
現在、オンライン診療は主にビデオ通話を通じて行われていますが、その際に医師が得られる情報は非常に限られているという問題があります。HBDHは、そこで「検査」をオンライン診療の一部として取り入れることを目指しています。具体的には、スマートフォンを使用した聴診器検査や尿検査を自宅で行うための医療機器と、「メディゲート」プラットフォームを組み合わせることで、医師と患者間の新しい診療体系を構築することを目指します。
メディゲートプラットフォームの概要
2019年に設立されたHBDHは、特に保険適用のオンライン医療検査を実現するために、国内外のヘルステック企業と協業しています。「メディゲート」のプラットフォームでは、現在医療機関でしか実施できない尿検査や聴診器検査を、患者が自宅で受けることができるようになります。これにより、医師は患者のモニタリングをより効果的に行うことが可能になり、患者の生活の質(QOL)を向上させることが期待されます。
「メディゲート」のβ版では、患者は専用アプリを使用して、医師はPCからポータルサイトにログインすることによって、検査データの確認や所見の伝達、さらにオンライン診療を受けることができます。
医療機器の導入
HBDHは、IsraelのHealthy.io社とMyHomeDoc社との連携を進めています。Healthy.io社が提供する尿検査キットは、患者が自宅で簡単に尿検査を行い、その結果を医師に送付できるものです。MyHomeDoc社のデバイスは、リアルタイムで聴診器や体温計、パルスオキシメーターでの検査が可能となる画期的なものです。これらの機器は、日本の市場でも近い将来に展開される予定です。
β版検証プロジェクト
これからHBDHは、メディゲートの利便性を高めるため、医療機関との協力のもとβ版での検証を開始します。検証は、東京インターナショナルクリニックで行われる予定で、他の医療機関からの参加も受け付けています。さらに、オンライン診療プロバイダ、保険会社、製薬企業などとの関係を強化し、ビジネス展開を加速させます。
専門家からの評価
東京インターナショナルクリニック院長の永野登益氏は、オンライン診療の発展を評価し、メディゲートが医師の診断能力を向上させると期待を寄せています。また、HBDHの代表、ヨアブ・ケイダー氏は、メディゲートのプラットフォームが日本の医療に新しく、力強い変革をもたらすことを目指していると語っています。
会社概要
HBDHは、日本国内で在宅医療検査・診療を可能にする医療機器とプラットフォーム「メディゲート」を通じて、次世代のオンライン診療を実現し、医療の質を向上させることに邁進しています。住所は東京都中央区日本橋です。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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ヘカバイオデジタルヘルス株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋本石町3丁目3番16号 日本橋室町ビル8階
- 電話番号
-
03-6910-3818