岩手県釜石市で産婦人科・小児科オンライン無料トライアル開始!
岩手県釜石市は、豊かな自然と産業を持つ魅力的な街ですが、近年、医療機関の分娩休止や小児科医不足といった課題を抱えています。妊娠中や子育て中の不安を抱える市民も多く、安心して出産・育児ができる環境作りが求められていました。
この課題解決に向け、釜石市は株式会社Kids Publicと連携し、同社が運営する『産婦人科・小児科オンライン』の無料トライアルを2024年7月1日から開始しました。
『産婦人科・小児科オンライン』は、スマートフォンから産婦人科医、助産師、小児科医に気軽に相談できるサービスです。夜間相談、いつでも相談、日中助産師相談など、さまざまな相談方法が用意されており、妊娠中の体調や産後ケア、子育てに関する不安を解消するのに役立ちます。
釜石市では、この無料トライアルを通じて、市民の健康と子育ての質向上を目指しています。
釜石市の取り組み
釜石市では、子育て支援として、「こども家庭センター」の設置や「パパママ準備教室」、未就園児の一時預かり保育がお得に利用できる「ホッとカード」事業など、様々な取り組みを行っています。しかし、医療機関の分娩休止や小児科医不足などの課題は深刻で、妊娠中や子育て中の不安を解消するために、新たな取り組みが必要とされていました。
『産婦人科・小児科オンライン』の概要
『産婦人科・小児科オンライン』は、株式会社Kids Publicが運営する遠隔健康医療相談サービスです。産婦人科医、小児科医、助産師が、スマートフォンを通じて、利用者の不安や疑問に答えます。
主な相談方法
夜間相談:平日18時〜22時(予約制)
いつでも相談:毎日24時間(ウェブサイトのフォームからのメッセージ相談)
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日中助産師相談:月・水・金の13〜17時(予約不要)
釜石市長のコメント
釜石市長の小野共様は、「市内医療機関の分娩休止、妊産婦健診の新規受付休止、市内小児科医師の減少により、妊産婦、子育て中の保護者、これから子どもの出産を考えている方などは不安を抱えています。今年度の妊婦の皆さんへの聞き取り調査では、妊娠中の体調や産後ケア、子育てに係る『相談』への需要が高いことが分かりました。岩手県が実施する子ども医療電話相談『#8000』の取組に加え、この産婦人科・小児科オンライン相談の無料トライアル実施により、市内の妊娠中の方はもちろん、女性や子育て世代の時代に合わせた新たなニーズに応えるとともに、市民の健康や保育にかかわる職員の皆様の不安が少しでも解消され、安心して妊娠・出産・子育てができるよう、これからも様々な取組を進めてまいります。」とコメントしています。
まとめ
釜石市における『産婦人科・小児科オンライン』の無料トライアルは、妊娠中や子育て中の不安を解消し、安心して出産・育児ができる環境を作るための重要な取り組みです。このサービスを通じて、市民の健康と子育ての質向上に貢献していくことが期待されます。