フィリップス、長澤氏が就任
2024-03-14 17:39:16
フィリップス・ジャパンに長澤貴子氏が就任、日本市場拡大へ
フィリップス、日本市場拡大に向け長澤貴子氏をストラテジーアドバイザーに起用
2024年3月14日、フィリップスは、長澤貴子氏のストラテジーアドバイザー就任を発表しました。長澤氏は、20世紀および現代美術部門のシニア・インターナショナル・スペシャリストとしての経験を活かし、日本市場における事業拡大を牽引します。ニューヨークを拠点とした同部門スペシャリストとしての業務も継続し、日本とアジア地域での長期戦略立案、新規ビジネス獲得、更にはフィリップス全部門における主要顧客とのネットワーク構築に尽力する予定です。
今回の発表は、約8年間日本代表を務めた服部今日子氏の退任に伴うものです。円滑な移行のため、フィリップス・ロンドンのクライアントアドバイザリーディレクターである遠藤衣織氏も、長澤氏と共に日本での活動に注力します。
フィリップスアジアのマネージング・ディレクター、ロバート・スレー氏は、この人事について、「長澤氏は、コレクター・コミュニティが活発な日本のアートマーケットにおいて、フィリップスの活動を強力にサポートしてくれるでしょう。東京・六本木にオフィスとギャラリーを開設して以来、日本のコレクターによるオークションでの売買は6年間で460%も増加しており、これは大きな成功です。長澤氏は、この業界で長く活躍してきたベテランであり、アジアにおける事業強化という私たちのミッションに最適な人物です。」とコメントしています。
長澤氏は、長年印象派・近代美術のスペシャリストとして活躍。フィリップス入社前のサザビーズ在籍時には、約20年間、アジアにおける数々の重要なセールスや展覧会開催に貢献しました。フィリップス入社後も、近代美術オークションへの出品に大きく貢献。2022年5月にはニューヨークで開催されたイブニングセールでピカソの作品、2020年12月には香港で開催されたイブニングセールで奈良美智の作品の出品を担当しました。これらの作品は、いずれも高額落札という実績を残しています。
フィリップスは、世界中のアート、デザイン、高級品を扱うグローバルなプラットフォームとして、オークションや展覧会などを開催。ニューヨーク、ロンドン、ジュネーヴ、香港を主な拠点とし、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地にオフィスを展開しています。オークションに加え、プライベートセール、鑑定、査定、ファイナンシャルプランニングといった幅広いサービスを提供しています。
長澤氏の就任は、フィリップスが日本市場の更なる発展に意欲的に取り組んでいることを示しています。日本のアート市場は近年成長を続けており、長澤氏の豊富な経験とネットワークが、フィリップスの更なる成功に大きく貢献することが期待されます。今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
Phillips Auctioneers Limited
- 住所
- 東京都港区六本木6−6−9 ピラミデビル 4F
- 電話番号
-
03-6273-4818