長野市で起業家を志す新たな挑戦、NAGA KNOCK!の第5期が始まる
長野市が誇る起業家創出プログラム「NAGA KNOCK!(ナガノック)」の第5期が、2025年度に向けて本格的に動き出しました。このプログラムは、長野市内の経営者と共に新規事業の立ち上げを目指すもので、首都圏などからの副業人材を大募集中です。
NPO法人ETIC.(エティック)が運営し、長野市と連携しながら地域経済の活性化を目指しています。昨年度の実績では、受入企業8社に対して59名の応募があり、その中から12名がマッチングされ、結果として5名が起業を果たしました。中には長野市への移住を決めた人もおり、このプログラムの影響力の高さを伺わせます。
受入企業募集について
現在、受入企業の募集が始まっています。募集数は約8社程度で、応募締切は2025年7月1日。参加希望の企業は、先に予定されている「新規事業“創発”座談会」への参加が必須となります。この座談会では、新しいビジネスアイデアを考えるための議論が行われ、参加企業は実際にビジネスを行うためのヒントを得ることができるでしょう。
座談会は2025年5月30日にFEAT.Spaceで行われ、参加者は事前に申し込む必要があります。また、オンライン説明会も複数回開催予定で、参加しやすい環境が整っています。
地域コーディネーターによる伴走支援
NAGA KNOCK!の特色の一つは、「地域コーディネーター」によるサポートです。彼らは地域と外部人材を結びつける重要な役割を果たし、副業プロジェクトの推進を支援します。地域のニーズに即した支援を行うことができるため、受入企業と副業人材が効果的にコミュニケーションを図りながら新たな事業創出に向けて取り組むことが可能です。
現在、地域コーディネーターの数も増加しており、プロジェクト推進のためのコミュニケーションの場がより豊かになっています。
過去参加者の動向
これまでのNAGA KNOCK!には49社、72名の参加者があり、彼らの多くが新たな事業を立ち上げたり、副業先との共同事業を展開するなどの成果を上げています。具体的には、長野市での会社登記を行ったり、実際に長野市に移住するケースも増えています。
このプログラムを卒業した後も、参加者は副業の継続や新たなビジネスを立ち上げることが期待されており、コミュニティの中でのサポート体制が整っています。
NPO法人ETIC.について
NPO法人ETIC.は1993年に設立し、地域における起業家支援を根本的な活動として展開してきました。特に、若者が失敗を恐れず挑戦を続けられる環境づくりに注力しており、約14,000名の参加者と約2,000名の起業者を輩出してきました。新たな社会を創造するため、今後も地域との連携を深めながら活動を続けていくことでしょう。
NAGA KNOCK!は、地域を活性化し、次世代の起業家を育成するための貴重なプログラムです。この機会にぜひ、多くの企業の参加を期待しています。