長期インターンシップ経験者への評価実態調査
調査の背景
長期インターンシップは、学生が実務経験を積むための重要な機会です。しかし、企業がどのようにこれを評価しているのか、実態はわかりにくい部分があります。この度、Percify株式会社と株式会社IDEATECHは、業界内での長期インターンシップ経験者の評価に関する実態調査を行いました。対象は大企業の人事担当者109名で、その結果が示されたのです。
調査の要点
1. 高評価の割合
調査の結果、72.5%の人事担当者が新卒採用において長期インターンシップ経験者を「高く評価する」と回答しました。具体的には、非常に高く評価するが19.3%、やや高く評価するが53.2%を占めています。一方で、あまり評価しないとの回答は11.0%に留まりました。これは、長期インターンの意義が着実に企業に認識されつつあることを示しています。
2. 重視されるスキル
次に、長期インターンシップ経験者を評価する際に重視されるポイントです。最も多かったのは「専門分野での知識を活かしたプロジェクト経験」で49.4%がこれを挙げました。また、44.3%が特定のツールやソフトウェアを使用した実務経験を重視していることも明らかになりました。特に、ビジネス環境での即戦力が求められる今、多様な経験が評価される傾向にあるようです。
3. 面接でのポテンシャル評価
さらに、75.2%の人事担当者が長期インターンシップ経験者に対し、「ポテンシャルを感じる」との結果も出ました。具体的には、非常に高いポテンシャルを感じるとの回答が19.2%、やや高いと感じるが56%という結果です。これは、インターンシップを経ることで学生が実務に即した知識やスキルを身に付けているという認識が広がっている証拠と言えるでしょう。
4. 期待される貢献
採用時に期待される貢献として、「配属後すぐに業務を独立して遂行できること」と「新しいアイデアやアプローチを取り入れること」が33.9%と同率で1位でした。これは、即戦力としての役割を果たすことが求められていることを示しています。
5. 即戦力の実感
また、長期インターンシップ経験者は他の新卒者と比べて「即戦力となっている」と感じる人事担当者は約7割に達しました。特に、業務上の問題を迅速に特定し、適切な解決策を提案する能力が高く評価されています。
6. 今後の採用方針
調査結果から、73.4%の人事が今後長期インターンシップ経験者を積極的に採用したいと考えていることがわかりました。こうしたトレンドは、学生にとってもインターンシップの重要性を一層高める要因となっています。
まとめ
今回の調査から、長期インターンシップ経験者が企業から高く評価されている理由や具体的な期待が明らかになりました。これにより、学生にとってインターンシップの経験がキャリア形成において重要であることが再認識される結果となりました。今後もこの流れは続くと考えられ、企業と学生のさらなるマッチングが期待されます。
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