耐熱フィラメント新発売
2025-10-27 17:24:43

耐熱性が向上した新フィラメント「Polymaker HT-PLA/HT-PLA GF」登場!

熱耐性を持った3Dプリント新素材が誕生



株式会社サンステラが、2025年10月27日に新たな耐熱PLAフィラメント「Polymaker HT-PLA」と「Polymaker HT-PLA GF」を発売します。これらのフィラメントは、150℃という驚異的な熱安定性を特長としており、これまでのPLAフィラメントの限界を超える性能を持っています。

従来のPLAフィラメントの問題点



従来のPLAフィラメントは、約60℃程度までの耐熱性能が求められる中で、夏場の屋外や車内などの厳しい環境には向いていませんでした。耐熱性の高いPC(ポリカーボネート)やPA(ナイロン)素材は確かに優れていますが、造形の難しさやコストが高いという課題もありました。これに対して、HT-PLAは従来のPLAの特性を維持しながらも、耐熱性と造形精度を両立させています。

新素材の特長



Polymaker HT-PLAシリーズは、150℃までの熱安定性が実現されており、高温環境でも変形しにくい性質を持っています。また、130℃のオーブンテストでもポリカーボネート樹脂を超える熱安定性を発揮しています。これにより、高温が想定されるデザインの製作や、多彩なカラーの選択が可能になりました。

カラーバリエーションの拡充



Polymaker HT-PLAは全14色展開し、HT-PLA GFも9色が用意されています。従来の耐熱素材は色数が少なく、デザインの幅が限られていましたが、新しいフィラメントではさまざまな色を使った多彩なデザインが実現でき、特にカーインテリアなどに適した応用が可能です。

造形スピードの向上



この新素材は、300mm/sの高速造形が可能で、いち早くマルチカラー造形にも対応しています。これにより、一層クリエイティブな作品作りが促進されることでしょう。

使用に関する注意



HT-PLA/HT-PLA GFは、一般的なPLAと同様のパラメーターで印刷できますが、特にHT-PLA GFの使用に際しては硬化ノズルの必要性がある点に注意が必要です。また、アニール処理を行うことで、さらなる熱安定性を得ることが可能ですが、その効果はHT-PLA GFに適用されることが明示されています。

購入方法と今後の展望



今回のフィラメントは、サンステラ3DモールやPolymakerストアでの販売が開始され、在庫が安定後にはAmazonでの販売も予定されています。今後、さらなるカラーの追加が計画されており、3Dプリンティング市場に新たな波をもたらす期待が寄せられています。

まとめ



3Dプリント技術の進化とともに、Polymakerの新フィラメントは、耐熱性と造形精度を両立させた製品という新たな一手を打ち出しました。これにより、クリエイターやエンジニアの創造的な活動において、さらなる可能性が広がることが期待されます。サンステラの取り組みには、ますます目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社サンステラ
住所
東京都豊島区東池袋5-7-3東池袋5丁目ビル6F
電話番号
050-1570-7629

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