看護学生と現役看護師の出会いが生む新たなキャリアの形
看護の未来を担う若者と、現役看護師が一堂に会するイベント「ナスコミュ」が、2024年12月14日13時から神奈川県平塚市で開催されます。このイベントは、訪問看護師の人材不足という深刻な課題に立ち向かうため、看護学生が将来のキャリアについて興味を持つきっかけを提供することを目的としています。参加費は無料で、どなたでも申し込めるこのイベントは、看護業界の未来に向けた一歩です。
「ナスコミュ」の創設背景
現在、訪問看護は急速に重要性を増しており、特に若手看護師の育成が求められています。平塚市にある「くじら訪問看護ステーション」がこのニーズを受けて、看護学生と現役看護師が直接つながり、さまざまな経験を共有する新しいコミュニティ「ナスコミュ」を立ち上げました。
主な取り組み
ナスコミュでは、以下のような主な取り組みを通じて、看護学生が訪問看護や地域医療に関心を持てるようサポートします。
セミナーの開催
現場で豊富な経験を持つ看護師が講師となり、訪問看護の現場で直面する課題やその解決策を共有します。これにより、看護学生は現実の声を聞き、より具体的なキャリアの選択が可能となります。
メンター制度
現役の看護師が看護学生のメンターとして、キャリアプランに関するアドバイスを行います。これにより、学生は訪問看護の魅力や、看護師としての自身の可能性を深く理解する手助けが得られます。
交流フォーラム
看護学生と現役看護師が自由に意見を交換できる場を提供します。参加者同士が学び合い、就職に関する不安や具体的な現場の課題を共有することで、互いに成長するチャンスが生まれます。
訪問看護に関する情報提供
訪問看護の仕事内容や求められるスキルについての情報を提供し、学生がこの分野に興味を持つきっかけを創出します。
若手人材育成への取り組み
厚生労働省や日本看護協会も、訪問看護師の育成に力を入れています。具体的には「訪問看護アクションプラン2025」において、新卒看護師の採用を促進する教育モデルの構築が求められています。ナスコミュはこの流れに呼応し、看護学生が早い段階で訪問看護の可能性に触れる機会を提供することで、実際の現場で活躍する人材の育成を図ります。
目指す未来
ナスコミュは、設立から3年以内に1,000人の会員を目指し、訪問看護業界の人材不足という課題に取り組みます。2040年には医療や介護の需要が確実に増加すると予測されており、訪問看護を選ぶ若手人材を増やすことが将来的な目標です。看護学生と現役看護師が共に学び合い成長するこの場所を通じて、未来の医療を支える新たな担い手の誕生を期待しています。
イベントの詳細
- - 開催日: 2024年12月14日
- - 時間: 13:00~16:00
- - 場所: 神奈川県平塚市中原3-17-7「くじら訪問看護ステーション横のコミュニティスペース」
申し込み方法
参加申し込みは、以下のリンクから行えます。ぜひご参加ください!
お問い合わせ先
ナスコミュは看護師不足に挑み、地域の未来を切り拓くコミュニティです。あなたの参加をお待ちしています!