株式会社モリサワは、2025年6月30日から大規模組織向けの新たなフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts エンタープライズプラン」の提供を開始します。
この新プランは、企業のデザイン業務の最適化にフォーカスしたもので、特に全社的なブランド統一や他社との差別化を図る上での支援を目的としています。フォントライブラリーには2,000以上の書体が揃い、デザイン経営を推進したい企業の経営陣から現場で具体的な運用にあたるマネージャーまで、多様なニーズに応えられる内容となっています。
企業におけるデザインの重要性
近日、企業におけるデザインの役割はますます重要性を増しています。単なる装飾に留まらず、企業のアイデンティティや差別化の要素として機能し、顧客からの信頼を勝ち取るための重要な武器となっています。そのため、大規模組織ではデザインの活用を全社的に推進する必要があり、それに応じた専門的なサポートが必要とされています。
エンタープライズプランの特徴
「エンタープライズプラン」には、いくつかのキーポイントがあります。
1.
SSO対応: シングルサインオン機能により、セキュリティ管理が強化され、安全な認証環境が実現されます。これにより、社内のアクセス管理が効率化され、不正利用のリスクも減少します。
2.
ライセンス管理の効率化: テナント権限管理により、関連会社や部門間でのライセンスが一元管理され、動的なビジネス環境にも柔軟に対応できるようになります。
3.
柔軟なライセンス体系: 突発的な人員増加や新たなプロジェクトに対応するためのスケーリングライセンスも提供され、企業の成長に合わせた利便性の向上を目指します。
4.
非デザイナー向けのサポート: デザイン業務には限らず、社内の非デザイナーまで対応できるようなサポート体制が整っています。
プランの詳細
提供されるフォントはスタンダードプランに準じ、ユーザーライセンス形式での契約が可能です。契約期間は年間契約となり、これにより長期的な利用が促進されます。また、新プランに申し込むことで受けられる特典には、実践的な研修や運用サポートが含まれ、導入後も継続的なフォローが約束されています。
今後は、さらなる機能の開発を進めることで、大規模導入の企業に向けた利便性のさらなる向上を目指すとしています。特に、Morisawa Fontsは日本国内だけでなく、2024年からはシンガポールでも提供される予定であり、国際的なニーズにも対応する姿勢が伺えます。
まとめ
Morisawa Fonts エンタープライズプランは、企業のデザイン活用促進のための革新的なソリューションとして、全社的なブランド戦略やデザイン経営をサポートする強力なツールとなります。会社の成長やブランド価値を高めるために、ぜひこのプランを導入してみてはいかがでしょうか。