サントリー文化財団が海外出版助成を募集、研究業績の翻訳を支援します

公益財団法人サントリー文化財団が2025年度の「海外出版助成」の応募を受け付けます。この助成金制度は、日本文化や学問的成果を海外に広めることを目的としており、特に日本語で書かれた優れた研究業績や日本について書かれた書籍の翻訳と出版を支援します。

助成の概要

サントリー文化財団が提供する助成金総額は700万円で、例年同様およそ10件の助成が見込まれています。過去には、英語を含む31言語において、360件以上の出版が助成され、日本の文化や学問が国際的に紹介されています。

対象となる出版物

助成の対象は、主に人文学や社会科学の分野で、日本語で書かれた研究成果を国際的に発信するものに限られます。また、日本をテーマにした書籍も対象とし、海外での日本理解を深めるものが求められます。申請の際には、質の高い翻訳と確実な出版社との連携がされていることが必要です。

助成内容の詳細

助成は、翻訳費と出版費用に充てられます。助成金の上限は、通常の図書制作総費用の半額で100万円とされますが、英語への翻訳出版については、総費用の2/3を支援し、上限200万円が設定されています。ただし、英語での新規執筆の場合は、他の言語同様に50%かつ上限100万円となります。

応募方法

応募を希望する方は、所定の申請書に必要事項を記入し、郵送での提出が求められます。必要な申請要項や申請書は、サントリー文化財団の公式ウェブサイトからダウンロードできます。もしウェブサイトからの入手が難しい場合は、必要事項を記入した返信用封筒を同封し、財団宛に郵送する手続きが必要です。

申請期限と選考

申請の締切は2025年11月28日（消印有効）となっています。その後、選考委員会による審査が行われ、2026年3月に理事会での助成決定が予定されています。

サントリー文化財団について

サントリー文化財団は、1979年に創業80周年を記念して設立され、学術研究の育成や文化活動の振興、国際理解の促進に寄与しています。詳細な情報や申請に関する問い合わせは、同財団のウェブサイトや専用のメールアドレスで確認することができます。

助成制度を利用して、あなたの研究成果が世界に広がる機会を是非活用してください。

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