チリパビリオン、100万人突破の喜び
2025年7月9日、2025年大阪・関西万博におけるチリパビリオンが来場者数100万人を突破しました。開幕からわずか3か月余りでの達成に、チリ代表団コミッショナー・ジェネラルのパウリナ・ナサル氏が100万人目の来場者を迎え、感慨ひとしおの祝賀イベントが行われました。
日本とチリの架け橋
チリパビリオンは、2025年4月13日の開館以来、日本とチリの交流を深める場として、来場者に対し多様な地理的、文化的、産業的な側面を広く提供してきました。この100万人突破という節目は、チリが国際博覧会で一層の存在感を示す重要な瞬間でもあります。また、この機会を通じて、革新性と持続可能性を基盤とした国家ビジョンを世界に発信する姿勢が強調されています。
ナサル氏は「たくさんの来場者を迎えられたことは、チリが伝統と現代を融合し、人々の感性に響く展示を実現した証拠です」とコメントし、文化、自然、持続可能性、イノベーションへの取り組みの強調を行いました。
多彩なイベントで魅力を発信
チリパビリオンでは、様々な文化的および外交的なイベントが開催されています。5月12日には国家記念日が華やかに祝われ、大統領を含む公式代表団が日本を訪れ、芸術団体によるパフォーマンスが行われました。さらに6月には、象徴的な訓練帆船エスメラルダ号の寄港に合わせた特別プログラムが展開され、農産物や観光、スポーツ、天文学など多岐にわたるテーマが取り上げられました。
また、毎日午後にはパビリオン内にある「マクン」の下で、ワイン&ピスコバーがオープンし、来場者にチリの味覚文化を楽しむ機会を提供しています。これまでに4,000人以上がチリ産のワインやピスコを味わい、現地の文化に触れる経験をしています。
マクンの象徴
チリパビリオンのテーマ「マクン(Makün)」は、マプチェ語で「マント」や「身を守る布」を意味し、伝統的な織物文化を象徴しています。プロジェクトでは、約200人の織り手によって制作された巨大な手織り布が中心のアートとして展示され、その繊細で力強い表現は蜜のように来場者の五感に訴えかけます。さらに、没入型の映像体験やテーマウィークを通じて、チリの自然や文化、テクノロジーの深い理解が促進され、国内外のメディアでも高く評価されています。
万博の全貌
2025年大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで、大阪の夢洲にて開催されます。この万博には、161の国と地域が参加し、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとしています。チリパビリオンは「いのちを救う(Saving Lives)」エリアに位置し、持続可能性や文化遺産、アジア太平洋地域との関係強化に関する取り組みを発信しています。
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