ランドセルNOBLEの魅力が詰まったデザイン
最近、株式会社セイバンが展開する「+CEL」ブランドのランドセル「NOBLE」が「2025年度グッドデザイン賞」の「BEST 100」に選出されたことに注目が集まっています。今年で設立75周年を迎える同社が開発したこのランドセルは、単に機能性だけでなく、デザイン性にも優れた製品です。
ダイナミックな設計理念
ランドセルNOBLEは、プロダクトデザイナー・柴田文江さんの手による革新的なデザインが特徴です。伝統的なランドセルのイメージを保ちつつ、新たに「緩やかな開閉口」を採用し、これによって低学年の子どもでも簡単に開け閉めできる仕様になっています。これまでのランドセルとは異なり、上部開閉のデザインにより、荷物の出し入れもスムーズです。さらに、「かぶせ」をなくしたことで、全体的に軽量化が図られ、持ち運びも楽になります。
クラシックなカラーバリエーション
NOBLEは、レッド、ブラック、キャメル、グリーンの4色展開。どの色もマットな質感で、落ち着いた印象を与えます。その背面には、柴田さん特製のチェック柄があしらわれており、見た目だけでなく機能性も充実しています。クッション性と通気性に優れたメッシュ素材を使用し、夏場の熱中症対策にも配慮しています。
機能を重視したデザイン
子供たちが通学に使用することを考慮し、ランドセルにはサイドポケットがついており、水筒などを収納しやすくなっています。このポケットは開閉可能で、不要な時にはコンパクトに折りたたむことができるので、見た目もすっきりします。こうした細部にわたる配慮が、デザインに高評価をもたらしています。
職人の技が生きる製品
セイバンでは、75年以上の歴史を持つ技術を駆使して、ランドセルを一つ一つ丁寧に手作業で製造しています。耐久性や安全性を追求しながら、軽さや背負いやすさも兼ね備えた設計は、子どもたちに寄り添う存在としてのランドセルを具現化しています。
審査員のお墨付き
「グッドデザイン賞」の審査委員の一人である建築家・吉田愛氏は、NOBLEについて「伝統的なランドセルの佇まいを大切にしつつ、現代的なエッセンスを加えた温かみと洗練を感じるデザイン」と絶賛しています。日々の道具でありながら、工芸品のような魅力が詰まった一品だと評価されています。
展示情報
このNOBLEは、2025年10月15日から11月23日まで開催されるグッドデザイン賞の特別展示にも出展される予定です。会場はGOOD DESIGN Marunouchiで、さらなる詳細は公式サイトで確認できます。
私たちの生活に色を与えるランドセルNOBLEの魅力を、ぜひ体験してみてください。